ドライブ

のりもの天国、浜松へGo!(2ページ目)

浜松ときいて、なにを思いますか。鰻、うなぎパイ、それとも楽器、はたまた餃子? ……どれも正解ですが、Hamamatsuはバイクの故郷にして「のりもの天国」でもありました。そこで、「浜松産業観光ホットスポット+聖地巡礼ドライブ」はいかがでしょう。世界中の男子にオススメです!

執筆者:瀧 昌史


HONDAに鉄道遺産。充実の天竜区エリア

さて次はちょっと郊外へ。天竜川沿いに北上すると「本田宗一郎ものづくり伝承館」が。ここはHONDA創業者生誕の地近くで登録有形文化財となった元町役場を、彼の業績や人となりを伝えるため、2010年から展示開放しているもの。
本田宗一郎ものづくり伝承館

本田宗一郎ものづくり伝承館 左下が「私の手が語る」のパネル展示

「スズキ歴史館」のように歴代モデルがずらりと並んでいるわけではありませんが駐車場には二輪も多く(もちろんウイングマーク率高し)、そこがツーリングの聖地となっていることがうかがえます。入ってすぐの手相占いのような「私の手が語る」の展示には、素直に感動してしまいました。小ぶりながらHONDAファンの琴線に触れる、売店の充実ぶりもイケてます。
天竜二俣駅扇形車庫

天竜二俣駅構内、転車台を囲む扇形車庫。転車台は、蒸気機関車を進行方向に向けるための装置。車庫には現役車両であるディーゼルカーが収まる

そして「本田宗一郎ものづくり伝承館」から1km強、クルマなら5分ほどのところに「天浜線 天竜二俣駅」があります。ここは、転車台&鉄道歴史館見学ツアーが毎日開催されていることで知られる、鉄道ファンの聖地。金、土、日、月、祝は10:50~と13:50~の1日2回、火、水、木は13:50~のみの1日1回、ツアー料金300円(天浜線で行けば200円)を払えば予約不要で見学ツアーに参加できます。
天竜二俣駅浴場

構内に残されていた職員用浴場。鉄道業務が激しい肉体労働だった過去を静かに物語っている

構内には、かつて蒸気機関車が活躍していた頃からの鉄道産業遺産が点在。どっぷり昭和にひたれます。広々としたタイル張りの浴場は、蒸気機関車の頃は運転もメンテナンスも、熱と煤汚れにまみれる肉体労働だったことを無言のうちに物語っていました。もうSLはいませんが、そこにいると、今にも汽笛とドラフト音が響いてきそうです。
天竜二俣駅鉄道歴史館

車両整備の工区だっただろう車庫の一角に設けられた鉄道歴史館には、国鉄二俣線時代から引き継がれた鉄道遺産の数々が

「本田宗一郎ものづくり伝承館」と「天浜線 天竜二俣駅」は、ともに新東名高速 浜松浜北ICよりクルマで10分ほど。新東名経由なら「のりもの天国 浜松ドライブ」を、この浜松市天竜区エリアから始めてもいいかもしれません。

■本田宗一郎ものづくり伝承館
住所:静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1112
tel:053-477-4664
開館時間: 10:00~16:30
休館日: 月、火曜、年末年始、夏期休暇等
入館料:無料(特別展等を除く)
http://www.honda-densyokan.com/
地図:Yahoo!地図情報
(最寄りの新東名高速 浜松浜北ICよりクルマで約6km、約10分)

■天竜浜名湖鉄道 天竜二俣駅
住所:静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵114-2
tel:053-925-2276
http://www.tenhama.co.jp/event/tenshadai.html
地図:Yahoo!地図情報
(最寄りの新東名高速 浜松浜北ICよりクルマで約5km、約8分)

次のページでは、のりもの天国を極めます!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます