大学生の就職活動/就職活動の準備

日本のインターンシップの種類と特徴(2ページ目)

海外でもともと実施されていた「インターンシップ」だが、では実際日本のインターンシップにはどのような種類があるのだろうか。現在一般的に日本企業で行われているインターンシップのタイプを2つ取り上げ、それぞれの特徴を紹介していく。

小寺 良二

執筆者:小寺 良二

ライフキャリアガイド


業界・仕事体験ができる「体験型インターンシップ」

【体験型インターンシップ】
3時間~1日ほどでセミナーやワークショップ形式を通じて、仕事や業界について体験ができるのが「体験型インターンシップ」。期間が短いのでいろいろな企業を見られたり、多くの学生と人脈がつくれるのが魅力だ。

仕事体験型ではワークショップを通じて、業務を疑似体験できる

仕事体験型ではワークショップを通じて、業務を疑似体験できる

1.業界・仕事体験型インターンシップ      
【期間】 1日~3日間
【報酬】 なし
【採用との関連】 ある場合が多い
【特徴】
一時期最も多くの企業で実施されていたのが、この業界・仕事体験型のインターンシップ。セミナー会場の中で学生同士がグループに分かれ、参加した企業の業界や実際の仕事が疑似体験できるプログラムが体験できる。実際の業務は経験できるわけではないが、実際に商品企画を行ったり、顧客への提案を考えたりその業界や仕事の魅力を発見するチャンスになる。

2.職場見学型インターンシップ 

【期間】 3時間~1日
【報酬】 なし
【採用との関連】 ない場合が多い
【特徴】 
職場や工場を見学させてもらい、現場社員が働いている姿や商品が製造される工程を実際に見ることができる。パンフレットやホームページからでは知ることができないその企業の特徴や会社の風土が体験できるのが魅力。実際に業務の経験や、プログラムを実施したりすることはないが、働いている現場社員に直接質問する機会を得られたりとリアルな働く現場を知ることができる。


以上のように「体験型インターンシップ」では期間自体は短いが、その中でも仕事体験や職場見学ができたりと、実際に「働くということ」を考える貴重なきっかけを得ることができる。企業の方々も本業が忙しい中、学生たちの成長を支援したいという想いでインターンシップを実施してくださるので、どんなタイプのインターンシップであれ、参加する時は感謝の気持ちを持って参加してほしい。
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