若者のゴルフ離れの背景にフットサルの影!?
フットサルがゴルフ市場を脅かしている?
ここ数年ゴルフに誘われることが増えました。最初「ゴルフはちょっと」と思っていましたが、まずはやってみる精神を大事にしているので、まだ数回程度ですがやりました。おかげさまで、打った後に足下を見るとボールが残ったままなんてことが少なくないのですが、誘われれば必ず行くようにはしています。そんな中、最近感じていることがあります。それは「フットサルはゴルフを脅かす存在になっているのではないか」ということです。以前この話をゴルフ好きの50代の方に話したら鼻で笑われましたが、個人的には後述するイベントなどを経て、ますます強く感じています。
まずはその理由の前に、現状の参加人口比較などをご紹介します。
参加人口にみるフットサルとゴルフの現状
まず、レジャー白書2011の調査結果で比較すると、フットサルの参加人口(1年に1回以上プレーした)は370万人。対してゴルフは参加人口800万人と、参加人口はまだまだゴルフの方が2倍以上多いですが、ゴルフは2年連続の減少で、2009年から2010年にかけては15.6%という減少を記録しています。また、10年前(2001年)の1340万人から考えると、衰退を続けていることが分かります。さらに若者の車離れなども重なり、総務省の調査によると、ここ10年で20代~30代のゴルフ人口は196万人の減少となっています。オリンピック競技という差はあっても…
フットサルはオリンピック種目にはなっていませんが、ゴルフは2016年のオリンピック種目から復活することが決まっています。そうなれば再び盛り上がるという声もあるようですが、日本のゴルフ業界には2015年問題という言葉が存在しており、「団塊の世代が70代に突入」「少子高齢化」の2点の要因などもあり、ゴルフ人口がさらに減少すると危惧されているようです。接待ゴルフから接待フットサルへ
そんな中、私の会社ではこれまで知り合いの方から依頼されて、フットサル関連イベントのお手伝い(運営・撮影など)や、アドバイスなどを行ったことはあったのですが、最近新規でのご依頼も増えました。その多くが交流会目的です。そんなフットサル交流会のお手伝いをさせて頂いて、上述した若者のゴルフ離れに、多少フットサルも関係しているのではないかと思いました。
実際参加された方とお話をすると、「取引先に誘われて」「新たな取引先を見つけられれば」という声を聞き、「フットサルだから」や「フットサルが上手くなりたいから」という声は皆無で、仕事の延長線上で参加したという方ばかりでした。