現存する日本最古の天守閣
愛知県最北端の犬山市にある犬山城は、現存する日本最古の天守閣として知られています。小さな四階建ての山城には室町時代望楼型様式の特徴が随所に見られ、城好きにはたまらないスポットとなっています。築城は室町時代の1537年、織田信康によって木曽川沿いの小高い丘に建てられました。国宝に指定されている天守閣は建造当時の姿を残しており、戦火や自然災害などいくつもの困難を乗り越えてきた風格が感じられます。
急な階段を昇り、天守閣からの眺めを楽しむ
犬山城を訪れたら外観を眺めるだけではなく、天守閣の上まで昇ることを強くお勧めします。急で狭い階段はまるで壁をよじ登っている感覚で、特に降りる時は後ろ向きでないと危ないほどです。子どもたちは大喜びですが、高齢の方にはちょっと辛いかもしれません。しかし、昇り切った4階回廊からの眺めは最高です。これを見なくては犬山に来た意味はないと言っても過言ではないでしょう。
高欄の間から廻縁(ベランダのようなもの)に出て、ギシギシと音を立てながら外を一周すると、北東西側には木曽川を挟んで岐阜の山や街並みが、南側には濃尾平野が広がります。
晴天の日には岐阜城、小牧城、名古屋城まで見えることもあり、遠い昔ここに立った武将の気持ちを感じることができるかもしれません。
城下町で伝統文化材の見学やショッピングも
犬山城を満喫した後はすぐ隣にある針綱神社や三光稲荷をお参りし、城下町を散歩するのも良いでしょう。犬山祭りに使われるからくり人形や山車などを見学したり、工芸品の店でショッピング。散策した後は風情のあるカフェで一休み。たっぷり1日楽しめます。■犬山城
住所:愛知県犬山市犬山北古券65-2
電話番号:0568-61-1711
登閣量:大人 500円、小中学生 100円
営業時間:9:00~16:30
休業日:12/29~31
アクセス:名鉄犬山駅から徒歩20分、犬山遊園駅から徒歩15分
HP:inuyama-castle.jp
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