「上りでも下りでもない道」だから混雑が避けられる


今回も東京中心の記事で申し訳ないのだけど、関東周辺の渋滞区間というのは、ほとんどすべて東京から放射状に伸びる道。つまり、休日の朝は下りが混雑して上りはガラガラ、夕方になるとその逆。いくら穴場のスポットを狙っても、同じ方向に人気スポットがある限り、渋滞は避けられない。まあ当たり前の話かも。
それなら、上りも下りもあまり関係なく、しかもルート上に他の人気スポットがかち合わない道を探せばいい。たとえば今回紹介する、山梨と秩父を結ぶR140がそれだ。もちろん正式には上り下りはあって、秩父に向かう方が上りなんだけど、どちらに向かうにしても東京へ近づくわけじゃない。埼玉か山梨の在住でない限り、基本的にどこかへの行き帰りの道としては使えないわけ。混雑が避けられるのはこのためだ。東京から日帰りドライブの周遊ルートとしてはやや距離が長くなるが、奥秩父の山あいをぶち抜いて走るだけに車窓からの紅葉は見事。ぜひ一度は走ってみて欲しい。

まずは山梨でぶどう狩りを


今回紹介するルートは中央道勝沼ICから。ここまでだって混むといえば混むんだけど、下りが2ルートになってからは一時ほどではなくなっている。距離も長いことだし、ちょっと早めに出かけよう。関越道花園ICから入ってもいいのだけど、どちらかといえばこの道は埼玉方面からの利用が多い。山梨と埼玉の人口を比較すれば当然だ。どっちも選べるなら、よりスムーズに走れる山梨方面からがおすすめ。
ぶどう棚
一久園の広大なぶどう棚。手前に実っているのはベリーA。日本産赤ワインの原料にもなっている品種だ

現在は甲州市となった勝沼は「日本一のぶどう郷」と呼ばれる町だけに、高速道路からも一面のぶどう畑が見下ろせる。ぶどう狩りをするなら別にどこに入っても大きくは変わらないのだけど、客引きが多いのは興ざめ。選ぶなら広い農園を持っているところがおすすめ。それだけ食べ頃のぶどうが見つけやすいし、いろいろな品種が選べるからだ。勝沼ねっとにあるぶどう園のHPをチェックして、絞り込んでおくのもいいだろう。
甲斐路
山梨生まれの代表的品種、甲斐路。香りの豊かさと甘さは一番。これはまだちょっと若いもの


今回撮影させてもらったのは、比較的外れにある一久園。広い自家農園を持ち、珍しい品種を積極的に取り入れているのが特徴だ。10月の品種は甲斐路がメイン。酸味がほとんどなく、皮をむかなくても丸ごと食べられる。このほか甲州やベリーA、巨峰など。食べ放題は品種によって値段が変わるから、とりあえず安い品種をお腹いっぱいに食べて、あとはいろんな品種を一房ずつつみ取ってお土産として買っていくのがいいかも。カゴいっぱいに5房詰めてもせいぜい2000円ほどだ。マナーとしては、食べ放題の時も決して枝から一粒ずつつまみ食いせず、一房ごとにつみ取って食べること。ちなみにぶどう狩りは11月中旬くらいまでは楽しめるそうだ。
■勝沼ねっと
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■甲州市観光案内所
山梨は甲府市、山梨市、甲州市、甲斐市と似たようなのがあってまぎらわしいのだが、こちらは旧塩山市や旧勝沼町、旧大和村のエリア。ぶどう狩り情報や紅葉情報などがある。