距離感覚の違いを早めに身につけよう

直線の道
緩やかな起伏を乗り越えて、真っ直ぐに続く道は北海道ならではだが、交差点では事故に注意を

これは計画段階でも知っておきたいことだけど、北海道はとにかく広く、町と町の間も長い。同じ出版社の同じシリーズのドライブマップで比べてみるといい。同じように見えても、本州では10万分の1の地図なのに、北海道のものは20万分の1だったりする。渋滞もなく走りやすいから、確かに本州の都市部に比べれば圧倒的に移動距離は稼げるけれど、欲張りすぎると「ただひたすら走っただけ」に終わりがち。まあ、ただ走ってるだけでも爽快なのが北海道のいいところなんだけどね。
長期のドライブなら、一日の移動距離はせいぜい200km程度に抑えておき、長距離移動の日と、あまり動かずに遊ぶ日を交互に予定しておくといい。レンタカーなんかだと走らないともったいないなんて思うかもしれないけど、元を取ろうなんて考えずにのんびり過ごそう。

道内を走り始めたら、ドライブマップをこまめに見て、時間と距離の感覚を早めにつかんでおこう。北海道ではそれほど狭い峠道もないし、都市部を除けば渋滞もないから、一度感覚をつかんでしまえば目的地までの所要時間が何となく分かってくる。そうすれば道を間違えることも少ないだろう。レンタカーならたいていカーナビがついているからルートはおまかせでもいいけれど、廉価版のソフトを使ったものだと到着時刻予想までの機能は付いてないのだ。

街中だけでなく、見通しのいい交差点にも注意して安全運転を


どこでも事故だけは避けたいもの。北海道は基本的に交通量が少なくて走りやすいから、油断すると大事故になりやすい。特に、郊外のなんにもない、見通しのいい交差点での事故が多い。これは、左右方向から同じ速度で交差点へ向かってくるクルマがいると、ドライバーの視点から見た角度が変わらないため、感覚的に静止しているように感じてしまうからとか。
そうでなくとも北海道は本州と比べて交通標識の数が少なく、交差点自体を認識しにくいことも多い。国道はともかく、牧草地に囲まれたのどかな一般道を走るときこそ、左右からのクルマには気を付けて。
エゾシカ
個体数が増加しているエゾシカは国道沿いでもよく見かけ、事故も多い


事故の原因としては、動物の飛び出しも多い。夏に一日北海道をドライブしていると、エゾシカやキタキツネの姿に出会うことも多いだろう。キツネはともかくとしても、万一エゾシカにぶつかったらクルマの方だって無事じゃ済まない。特に夜間のドライブでは注意を。エゾシカは群れでいるから、1匹横切るのが見えたら後続が出てくる可能性がある。また、キタキツネは、観光客がくれるエサを当てにして、道ばたで待っていたりする。いわゆる「おもらいギツネ」というやつだ。なんかあげたくなる気持ちは分かるけど、そうやって人の食物に餌付いたキツネは獲物を捕らなくなり、冬になって観光客が減ると餓死してしまう。かわいいと思ってもエサはあげないように。