実は怖い!? 一人暮らしの宅配便トラブル
安易にドアを開けたがゆえに犯罪に巻き込まれた事例は数多くあります。くれぐれもご注意を!
■「宅配便です」でドアを開けたら…
「宅配便です」と言われたら、相手をきちんと確認せずに、すぐにドアを開けてしまうなんてことはありませんか。実際に宅配便を装って、部屋に押し入る犯罪は数多く起こっています。
事前に約束のない来客は、一人暮らしであれば、基本的に居留守でOK。宅配便なら、日時指定の再配達にするか、前ページでお伝えしたように営業所やコンビニ、郵便局で受け取るのが安心です。また、玄関先で荷物を受け取るときもチェーンを最初はかけたままで対応すること。不安であれば、最後までチェーンをかけておき、荷物は玄関前に置いていってもらうというのもアリです。
■届くはずの荷物が届いていないのだけど…
宅配便が届けられたときに自宅にいなければ、ポストに不在連絡票が投函されます。でも、それを抜き取られて、荷物を他人が勝手に受け取っていたという犯罪が起こっています。クレジットカードを受け取り、それが悪用されていたというケースもあるので、注意しなければなりません。
ポストにはきちんと鍵をつけて、他の人が勝手に取り出せないようにすること。また、郵便物を溜めすぎていると、ポストの口から取り出しやすくなったり、落ちてしまったりすることもあります。不在連絡票に記載された情報から自分の名前などといった情報が漏れてしまうのも心配です。
ヤマト運輸ではクロネコメンバーズに登録しておくと、荷物が届くのを事前にメールで知らせてもらえます。不在連絡票が入る前に受け取りの日時や場所の変更ができるので、便利。こういったサービスも上手く利用して、できるだけ情報が漏れないよう気を配るのもいいでしょう。
■宅配ボックスに入れてほしいのに…
「せっかくマンションに宅配ボックスがあるのに、そこに荷物を置いていってくれない」というケースがよくあります。部屋番号や暗証番号を間違えて荷物が取り出せなかったり、暗証番号を記入した不在連絡票をポストから抜き取られ、荷物を持ち出されてしまったり、また入れてほしくないものを宅配ボックスに入れてクレームにつながるといった場合もあり、利用を渋る宅配業者も多いようです。ただ、再配達を頼むときに、「宅配ボックスに入れてほしい」と伝えれば、対応してくれるところがほとんどです。
また、ヤマト運輸では宅急便受取指定サービスで、宅配ボックスを受取場所として指定することが可能。ゆうパックの場合は指定場所配達制度を利用すると、不在時に宅配ボックスはもちろん、その他指定の場所へ荷物や郵便物を届けてくれます。