ゲームソフトの譲渡や売買が、メーカーの管理下におかれる
店舗における中古売買などへの影響が懸念されていました
そして、ゲームの譲渡、売買などに制限があること。友人間などでのゲームの譲渡に関しては、譲渡する両者がXbox Liveで30日以上フレンドリストに登録していることが条件で、かつ、1つのゲームにつき譲渡できるのは1回までです。
また、売買に関しては、ディスクだけを渡しても、元の持ち主のXbox Liveアカウントとのヒモ付けを解除しなければゲームが遊べませんから、実質的にはMSの許可無く自由に売買することができない状態になります。この点に関して、MSは中古売買を認めるし、手数料等を徴収する方針は無いとしていましたが、サードパーティーに関してはそれぞれの企業の方針によるともしていました。いずれにしろ、メーカー側の管理下におかれて、メーカーの意思決定次第でいかようにもなってしまう、というのがポイントでしょう。
MSへの批判を利用するSCE
今までと変わらないことをいっただけなのに、注目を集めたPS4。してやったりという感じでしょうか
プレゼンテーションでSCEは、PS4は24時間に1度認証をする必要もないし、貸し借りや中古の売買に制限もかけないと宣言したのです。これに対して会場は拍手喝采。単に今ままでのコンシューマーゲーム業界の常識をそのまま言っただけなんですが、MSの施策に対する批判をうまく自分の味方につけた格好となりました。
さらに、追い打ちをかけるように、SCEはOfficial PlayStation Used Game Instructional Video、これはつまり「友達にPS4のゲームを貸す方法」というようなタイトルの動画をYouTubeに掲載します。
ゲームソフトを手渡して、「ありがとう」、ハイおしまいという恐ろしくシンプルな動画で、たった22秒しかないんですが、これが大きな話題を呼びまして1,300万回以上もの再生数をたたき出しています。ゲームソフトをただ手渡しているだけの動画なのにです。
このような状況に、MSは素早い対応をします。