始まる前に終わってしまった、新しい仕組み

Xbox Oneの図

新型Kinect同梱など、強気の姿勢を打ち出していたMSでしたが……

日本ではどうしても人気のないXbox360。しかし、北米ではとても人気のあるハードであり、その次世代機であるXbox Oneには大きな期待がかかります。全世界において、前世代で最もたくさん普及した据え置きハードはWiiでしたが、Wiiは後半に勢いが無くなって伸び悩み、後継機であるWii Uも苦戦しています。一方、Xbox360はコントローラーを必要とせずに体を動かして遊べるシステム、Kinectの投入などで拡大を続け、累計ではWiiに届いていないものの、ハードの勢いを止めることなくXbox Oneと繋げられる状況にあります。

そんな中で、Xbox Oneでマイクロソフト(以下MS)が打ち出した施策は、非常に先進的で強気なものでした。価格はライバルのPlayStation4(以下PS4)よりも約100ドル高い499.99ドル(北米価格)、全てのハードに新型Kinectを同梱し、全てのゲームソフトをクラウド、つまりオンライン上のサーバーで管理します。

ところが、この施策の内1つに早くも待ったがかかります。まだ発売してすらいないのにです。ゲームソフトのクラウド管理は、サービスが展開される前に大変な批判にあい、MSが撤回するという異例の事態になりました。

ディスクレスで起動し、どのXbox Oneでも自分のゲームが遊べる

ゲームソフトの図

ソフトの入れ替えが要らないというのは、とても楽そうですね

ゲームソフトのクラウド管理というものがどういうものだったのか、まずはご説明しましょう。基本的に今回の新しい仕組みとその撤廃の話は、物理パッケージ、つまりゲーム屋さんなどで普通にゲームソフトを購入した場合についての話です。

元々予定されていたXbox Oneの仕様では、ゲームソフトを購入すると、全てのゲームは本体にインストール、そしてオンライン上の認証を受けMSの提供するオンラインサービス、Xbox Liveのアカウントとヒモ付けされます。そうすると、ゲームソフトはオンライン上で管理、格納されます。

その後は、ゲームソフトを本体に挿入する必要が無くなり、また、別の場所にあるXbox Oneであったとしても、Xbox Liveのアカウントを入力すればオンライン上に格納してある自分のゲームをダウンロードして遊ぶことができるようになります。

また、家族のアカウントを10人まで共有でき、オンライン上のゲームライブラリを共有することができます。ですから、例えば大学生のお兄ちゃんが東京でXbox Oneのソフトを買えば、実家にいる弟さんも実家のXbox Oneでお兄ちゃんのソフトを遊ぶことができるということになります。これ実は、結構便利そうですね。

つまり、1度ソフトを購入するとそれはオンラインで管理されて、遊ぶときにディスクが必要なくなる、ということです。

しかし、これは猛反発を受けます。