複数の器具を一括でコントロール
写真3. 引掛けシーリングに取り付けられる調光器
複数の器具を一つのリモコンでコントロールする場合は、回路ごとの調光器と2チャンネル以上のリモコンを用意します。例えばスタンドとペンダントを操作する場合、スタンドは前ページの要領でとりつけ、ペンダントは引掛けシーリングに調光器を設置し、リモコンの各チャンネルをそれぞれの調光器に登録します(写真3・4)。
写真4. スタンドとペンダントを1台のリモコンで操作
写真左:スタンドのみを調光 写真右:ペンダントのみを調光
ところで一般的なリモコンは赤外線式ですが、こちらは電波式で、対象の器具にリモコンを向ける必要はありません。調光器の方も家具の背後やカーテンに隠れていても作動します。ただしコンクリートや金属は電波が通りませんので、ご注意ください。
写真5. ダウンライトやブラケット用の
調光器
ダウンライトやブラケットなども組み込む場合は、天井裏や壁面内に適合する調光器(写真5)を設置するため、電気工事が必要です。ご案内したように電波式なのでボード壁の向こうに機器があっても制御可能です。
また、リモコンにするとON/OFFや調光もワンアクションで済み、雰囲気や利便性だけでなく、省エネにもなります。また白熱灯系のランプは、明るさを落とすと寿命を何倍にも伸ばすことができます。
次のページでは、「照明以外もまとめてリモコン」についてご紹介します。