コタキナバル/コタキナバルの離島

コタキナバル対岸の国立海洋公園(サピ島 他)

コタキナバルの街のすぐ対面に見える5つの島々。これらの島はトゥンク・アブドゥル・ラーマン公園という国立公園に制定されており、気軽に観光に訪れることができます。それぞれの島の違いや行き方をまとめました。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

コタキナバルの街の対岸の島々
トゥンク・アブドゥル・ラーマン国立海洋公園

サピ島桟橋

天気のいい日のサピ島。海の綺麗さは5島での違いよりも天候の影響が大。雨の少ない時期ほど透明度が高く、空が晴れて青い日ほど海も青く綺麗に見えます

コタキナバルの街のすぐ対岸、「トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園」はガヤ島、サピ島、マヌカン島、マムティック島、スルグ島の5島からなる国立海洋公園です。街からボートで約20分。誰でも訪れることができ、珊瑚礁の海で沢山の魚と一緒に泳ぐことができます。

どの島も海の様子や見れる魚の種類などはそれほど差はありませんが、島の規模や設備面で若干違いがあります。

島での過ごし方は人それぞれ。シュノーケリングを楽しまれる方が多いですが、シュノーケルセットは船着き場や島でもレンタルできますし、ジェットスキー、パラセーリング、バナナボートなどのアクティビティも島で申し込めます。ビーチでのんびり派でもアクティブにマリンスポーツ派でも皆が楽しめる国立海洋公園です。

サピ島

サピ島トイレ

サピ島のトイレとシャワー。公営なので必要最低限の設備で、トイレとシャワーの個室はありますがトイレットペーパーや更衣室はありません

こじんまりとした島ですが海が綺麗で施設もひと通り揃っている人気の島です。ビーチが広すぎず目が届きやすいのでお子さん連れにおすすめです。

ミズオオトカゲが棲み着いており、島に入って左の森との境の斜面の辺りに行けばかなりの確率で遭遇できます。空気が送られるヘルメットをかぶって水中を歩くシーウォーキングのアクティビティもあります。

マムティック島

5島の中では最も小さな島。沖に出ると急に深くなりますが、そのあたりに珊瑚や魚がいっぱいいるので、素潜りできるシュノーケラーやダイビングにおすすめです。事前に公園局の許可を取ればキャンプも可能です。

マヌカン島

ビーチが広いのが特徴ですが、珊瑚は上記2島より白化が進んでいる感じ。島の裏側のサンセットポイントへのトレイルや公園局の海洋保全研究センター、ステラハーバー運営のロッジとレストランなどもあります。スキューバドゥと呼ばれる水中スクーターのアクティビティも申し込めます。

ガヤ島

5島の中で一番大きな島ですが、島の一部はリゾートの敷地になっており宿泊客しか立ち入れません。また南側沿岸はフィリピン系移民の水上集落になっており泳げるビーチは限られています。そのためガヤ島行きのボートを出している会社は少ないのですが、サピ島の対岸に位置する「パダンポイント」と呼ばれる桟橋へはジェッセルトンポイントからボートが出ています。

ガヤ島沿岸のビーチは他の4島と比べると砂質が違うせいか若干海の色が暗めですが、島の裏側のポリスビーチなどに続くトレイルがありジャングルトレッキングを楽しめます(ジャングルトレッキングはガイド付きのツアーでいかれることをおすすめします)。

スルグ島

スルグ島は上陸用の桟橋もトイレなどの施設も日陰もない無人島のため、ボートを出している会社も少なく、上陸して過ごすのには向きません。

以上5島のうち、一般的に観光客が訪れるのはサピ島、マムティック島、マヌカン島のいずれかで、これら3島にはトイレ、シャワー、売店、マリンスポーツのサービス、食堂、などの設備があります。

一日に5島を回るツアーなどもありますが、どこか一島に絞った方がのんびり海を楽しめておすすめです。

>>個人で行く?ツアーで行く?島への行き方は3通り
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