PAR型LED電球による庭の照明
PAR型LED電球用器具で、イエコトでもご紹介している「西荻窪ギャラリー 『蒼』」の庭をライトアップした事例をご紹介します。写真3. 樹木を電球色でライトアップ
器具は100V用なので給電は屋外用コンセントを利用することで器具を容易に点灯させることができます。器具の設置は地面に差し込むだけですが木の根を傷めない位置を選びます。灯具は角度が触れるので、少し離れた位置から的確に樹木がライトアップされているかどうかを確認する必要があります(写真3)。
写真4.2本の大木をライトアップ
写真4は手前の2本の大木に対して光の広がりが25°のPAR型LED電球20Wをそれぞれ1灯ずつ設置し、幹を舐めるように照明しています。結果、幹の上で茂る葉も照明されます。周囲がほとんど暗いため大木はかなり明るい感じで夜空から浮かび上がっていました。
写真5は葉が大きく広がっている中木一本に対してPAR型LED電球とダイクロハロゲンの屋外用のスポットライト器具の2~3灯を使用してライトアップしています。屋外用のスポットライト器具は「バリエーション豊富なガーデン用照明器具」の記事でご紹介した、伊藤電工株式会社で取り扱う「FOCUS」の器具です。
写真5.PAR型LEDとダイクロハロゲンのスポットライトで樹木をライトアップしている例
写真5. 低木を昼白色でライトアップ
中、高木のライトアップの他に、細かな葉の茂る低木は少し涼しさを表現するため光色が昼白色のLED器具で照明しました。新緑の葉肉は薄いため光の透過性がよく、初夏の庭に清涼感を創り出しています(写真5)。
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