ヘアケア/ヘアケアの基本

年代別!髪のトラブルとヘアケア術(2ページ目)

年齢と共に輝きを失っていく髪。いつまでも同じケアをしていては美しい髪を保つことは出来ません。年代別の陥りやすいトラブルと、その対処方法をご紹介します。

田村 マナ

執筆者:田村 マナ

ヘアケアガイド

30代~40代の髪のトラブルは頭皮の老化のサイン

頭皮ケア

30歳を過ぎたらトラブルの原因が髪から頭皮へと少しずつ変化。

20代までのトラブルほとんどが、髪が生えた後に与えたダメージが原因なのに対して、30代を過ぎると髪が生えてくる前の原因が少しずつ増えてきます。

髪が生えてくる前の原因とは頭皮の老化。頭皮とお肌は1枚で繋がった同じ皮膚なので、お肌の曲がり角が28歳と言われているように、頭皮も28歳をピークに潤いや、ハリ・弾力が低下し、健康な髪を育てられなくなるのです。

髪は生えた後にいくらケアしても、生まれた時以上の状態にはならないので30歳を過ぎたら今生えている髪のケアに加え、明日生まれる髪の為の頭皮ケアが必要になってきます。

【うねり(まとまり)】
若いころから「くせ毛」という方は先天的なものなのでケアで治すことは出来ませんが、加齢による髪のうねりは頭皮ケアで改善することが出来ます。

加齢により髪がうねるのは毛穴の歪みが原因。頭皮がたるみ、毛穴が歪んだことで髪がうねります。

ですから頭皮にハリと弾力を与えるケアを行うことで、毛穴形がもとに戻り髪のうねりを改善することが出来ます。

【ハリ・コシ】
髪は死んだ細胞なので一度細い状態で生まれてきたら、後からいくらケアしても太くなることはありません。

髪が細くなる1番の原因は栄養不足。髪は血液から栄養をもらい成長し、漢方では髪を「血余(けつよ)」と呼び、血が余るほどないと髪は出来ないと考えられています。

髪にハリ・コシが無くなってきたと感じたら、血行促進作用のあるアイテムの使用やマッサージを行い、頭皮の血行を促進することをお勧めします。


50代~60代はいくら髪をケアしても解決しない

育毛剤

50歳を過ぎたらトラブルのほとんどが頭皮の原因に。

50代を過ぎるとトラブルの原因のほとんどは髪が生えるまえの物に変わるので、今生えている髪のケア(ヘアケア)よりもこれから生まれてくる髪のケア(頭皮ケア)がより重要になってきます。

特に女性は50歳前後で更年期に入り、髪の成長に重要な女性ホルモンの分泌が少なくなるので薄毛などの深刻な悩みが出てきます。

しかし男性型脱毛症に比べ女性の薄毛は頭皮ケアを行い、健康な髪が生えてくる環境を整える事で大きく改善することが出来ます。

【薄毛・抜け毛】
加齢による薄毛は髪の本数が少なくなるのではなく、髪1本1本が細くなり密度が薄くなることで髪の量が少なくなったように感じます。

ですから加齢による薄毛もハリ・コシ同様、髪に栄養届けることで改善することが出来るので育毛剤の使用や頭皮マッサージが効果的です。

【白髪】
以前「ホームケアで白髪対策、黒髪を取り戻す方法」でご紹介しまたが、一度白髪になった髪も頭皮をケアする事でまた黒い髪が生えてくることがあります。

頭皮をケアする事で老化により衰えた「髪を黒くする細胞」がまた正常に働きだし白髪が黒くなるのです。
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