記憶術/記憶術の例

あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣(2ページ目)

「なぜ、私は記憶力が悪いんだろう…。年のせいかな…」なんて悩んでいるあなた。それは年のせいでも、あなたの脳の働きが悪いせいでもありません。実は記憶力の違いは、ほんのちょっとした行動、習慣の違いに過ぎません。だれでもかんたんにできる、記憶力を底上げするシンプルな習慣をご紹介します。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

 イメージ力もアップさせる! 記憶力を高める究極の習慣

思い出す癖

フッと思い出す癖をつけよう

ここまでにご紹介した「イメージ化する」「繰り返す」の2つは、記憶力を高める日々の習慣としてとても強力です。

そしてこの2つを組み合わせる行動を行うという究極の習慣があります。そしてこれはさらに、「イメージ化」する力を高める効果もあります。

さて、この究極の習慣とは……、

それは「思い出す」こと。

たとえば、この記事の最初のページを思い出してみてください。

どんな写真があったでしょう?

見出しにはどんな言葉があったでしょう?

最初は思い出せなくても構いません。

ぼんやりでもいいので、思い出そうとしてイメージを浮かべることが大切なのです。

これによって「繰り返す」習慣が強化されるとともに、「イメージ化」するのも楽にできるようになってきます。

「思い出す」癖こそが、記憶力を高める究極の習慣なのです。

まずは寝る前にこれを習慣づけましょう

この「思い出す」ことに慣れるために、まずは毎晩、寝る前にほんの数秒でも構わないので、その日のことを思い出してみましょう。

ベッドや布団に横になって、朝起きたときから、今の夜寝るまでをざっと思い浮かべてみるのです。

その日食べたもののことでも、寝る直前に読んだ本や観たテレビ番組のことでも構いません。

毎晩、少しでも「思い出す」ことを繰り返しうちに、日中もふっと「思い出す」ことが習慣化してきます。

同時に、最初は思い出す際に、全くといっていいほどイメージが浮かばなかった人も、だんだんとイメージが浮かぶようになってきます。

そうすると、さらに記憶に残りやすく、浮かびやすくなってきます。

実は、あなたも好きな人やモノなどに対しては知らず知らずのうちにこれを行なっています。だからこそ、好きな人のことについてはいろいろなことをよく知っていたりするのです。

それを意識的にもっといろいろなことに使うわけです。

なお、記憶したくないことについて、ついついこの行動を行いがちなので、逆にそれはやめて、あなたが記憶したいことを意識的に思い出すようにしてください。

「記憶力が悪い」と嘆いている間に、記憶したいことを思い出してみましょう。

「イメージ化する」
「繰り返す」

そして

「思い出す」


これらの行動を日々の習慣にすることで、あなたの「記憶力」はよくなっていきます!

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