美しいビーチと歴史、音楽が自慢の北東部
バイア州のビーチリゾート
ピアウイー州のテレジーナ以外の州都は全て沿岸部にあり、多くの観光客が美しいビーチを目的に訪れます。中でも大西洋上のフェルナンド・デ・ノローニャ島(ベルナンブッコ州)と、ロカス環礁(リオ・グランデ・ド・ノルテ州)は、世界自然遺産にも指定されており、世界中のダイバーを魅了しています。
また独特の文化も魅力で、バイーア州の州都サルバドールの歴史地区、ペルナンブッコ州のオリンダ歴史地区、マラニョン州の州都サンルイス歴史地区といった地区が、世界文化遺産に指定されています。サルバドールとオリンダは、リオデジャネイロと並ぶブラジル3大カーニバルスポットとしても有名ですし、サンルイスでは、6~7月に「ブンバ・メウ・ボイ」と呼ばれる伝統的な祭りが行われます。
北東で最大のバイア州には、アフリカ系の黒人が多く、その影響を受けたスパイシーなバイア料理が人気。代表的なバイア料理は、干しえびやデンデ椰子油を使ったヴァタパ、ムケカ、アカラジェなどや、オクラを使ったカルルー。その他の都市でも海沿いだけあって、シーフードを使った料理が人気。トロピカルフルーツも美味しく、中でもカシューナッツの果実カジュやシリグエラ、ウンブーなど現地でしか食べられない果物がお勧めです。
ユニークな生態系と建築遺産を有する中西部
ブラジリアの国会議事堂(撮影:Miki Kobayashi)
ブラジリアのドンボスコ教会(撮影:Miki Kobayashi)
人種的には、先住民と欧州系白人またその混血が主で、一説には、エキゾチックな美人も多いんだとか。各州の郷土料理があるものの、中でもゴイアス州のペキ(果物)を使った料理や、パンタナールの川魚、放牧が盛んなため、牛肉、豚肉を使った料理が有名です。