人種も環境も多様なブラジルのエリアガイド
特色のある5つのエリア

コルコバード

リオデジャネイロのキリスト像

南米大陸の約半分を占めるブラジルの国土は、なんと日本の約22.5倍。一口にブラジルといっても、「国の中に国がある」と言われるほど地域差があります。今回は、北部(ノルチ)、北東部(ノルデスチ)、中西部(セントロエスチ)、南東部(スルデスチ)、南部(スル)の5つのエリアについて、それぞれご紹介します。世界的に有名な観光都市、リオデジャネイロ(南東部)以外にも魅力的な都市がたくさんありますよ!

アマゾンの緑に覆われた北部

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パラー州・州都ベレン近郊の港 (撮影:山本綾子)

ブラジルの北部を構成するのは、アクレ州、アマパー州、アマゾナス州、パラー州、ロンドニア州、ロライマ州、トカティンス州の7州。アマゾンの気温は、年間を通して22~26度で寒暖差がありません。ただし、乾期(6~9月)と雨期があり、雨期はアマゾン川の水位が上がり、水没ジャングルとなります。

観光の中心になるのは、なんといっても世界遺産「中央アマゾン保全地域群」、ジャングルツアーの拠点となるアマゾナス州の州都マナウス。人口140万人を越えるブラジル屈指の大都市です。

また、アマゾン川河口に位置するパラー州の州都ベレンも人口約140万人のマナウスに並ぶ大都市。サンタレン経由でマナウスに至るアマゾン川クルーズの出発港としても知られています。サンタレンでは、タパジョース川とアマゾン川の合流地点で、2色の水が混ざり合うことなく数キロに渡って流れる「水の会合」を見ることができます。

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アマゾン河流域に暮らす人々(撮影:山本綾子)

人種的には、他エリアに比べると先住民、先住民とポルトガル人との混血の子孫が多く、料理にもその影響が色濃く現れています。マンジョッカ芋を粉にしたり、調味料(トゥクピ)にしたりと様々な料理に活用します。代表的な料理に、1週間ほど煮込んだマンジョッカの葉を肉と更に煮込んで作るマニソバがあります。また、ピラルクーやトゥクナレといった川魚、クプアスーやアサイーのような果物、ピリピリするハーブのジャンブーもぜひ試してみたいアマゾンの味です。