出産・育児費用/出産・育児を助ける各種制度

妊娠・出産でも健康保険が使えるケースとは?(2ページ目)

妊娠や出産は病気ではないため、公的な健康保険は使えないのが原則です。ただし、妊娠や出産が原因で体の具合が悪くなり、治療が必要になると、健康保険が使えるケースもあります。どんなケースがあてはまるのか、詳しくみてみましょう。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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出産や入院中で健康保険が使えるケースは?

安心して出産するためにも、健康保険が使えるケースは押さえておきたい

安心して出産するためにも、健康保険が使えるケースは押さえておきたい

出産や入院中でも健康保険を使えるのはどんな場合でしょう。以下にまとめました。

■止血のための点滴

例えば、切迫流産で出血がある時に止血するために点滴するとき。

■微弱陣痛で陣痛促進剤を使用
陣痛開始後、途中で停滞するなどお産に有効な陣痛に至らず、陣痛促進剤を使ったとき。

吸引分娩
出産のとき母体が疲労して上手にいきめない、赤ちゃんの心拍数が下がるなどの危険が迫り、急いでお腹から取り出す必要があると医師が判断して吸引したとき。

帝王切開
医師が必要と判断して帝王切開手術をしたとき。

■医学的適応の場合の無痛分娩の麻酔
心臓病や持病を持つ人で、普通分娩が難しいと思われるようなケースでの麻酔。

赤ちゃんが新生児集中治療室に入った
赤ちゃんの入院分について健康保険が使えます。

妊娠前でも健康保険が使えるケースは?

医師による診察や不妊治療などでも健康保険を使えるケースがあります。いくつか例を挙げてみました。
  • 医師による問診や指導
  • 子宮卵管造影検査
  • 血中ホルモン値測定
  • クラミジア検査
  • フーナーテスト
  • 精液検査
  • 不妊治療でのタイミング療法

健康保険が使えないケースもある? 健康保険でもらえるお金はどれくらい? 次ページで確認>>>


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