見渡すかぎりの大草原
かつてチンギス=ハンが駆け抜けたモンゴルの青い草原の彼方に悠久の思いを馳せる
これが一個人の話であれば過去にしがみつく小さな人間と言われかねませんが、一つの国家になった場合、それは強力なアイデンティティーとして永遠に民族を鼓舞し続けるのでしょう。その意味でも、チンギス=ハンはまぎれもないモンゴルの英雄です。
しかし、草原が草原でいられるのは短い夏のせいぜい2~3ヶ月くらい。冬の間はマイナス数十℃にまで気温が下がる酷寒の大陸性気候で、日本とは比べ物にならないほどの厳しい気候条件の中を人々は暮らしています。
この短い夏の間に、モンゴルの民は水を得た魚の如く無限の大地に馬を馳しらせ、本来の活気を取り戻します。そして多くの世界からの観光客が訪れるのも、またこの季節です。
馬に跨った羊飼いが家畜と共に暮らす。幾世紀も変わらぬ草原の景色
ウランバートルへの行き方
チンギスハーン国際空港
信頼できる迎えがある場合は問題ないですが、そうでなければ暗い草原の中をタクシーで市内に向かうことになります。特に女性は避けた方が無難でしょう。
モンゴルのバスの車内。混雑時はスリに気をつけて!
MIATモンゴル航空ホームページ (英語)
旅情溢れる国際列車の旅
国境では警察による入念なチェックがありますので、ある程度中国語も操れる旅慣れた人の交通手段と言えるでしょう。
次は、町の中心スフバートル広場