町の中心はスフバートル広場
奥の政府宮殿にはチンギス=ハンが鎮座ますスフバートル広場。いつも多くの人で賑わう
このスフバートル広場から半径1~2kmの中に、この国の都市機能のほとんどが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
Google地図情報
ウランバートルはモスクワの趣き
ウランバートルの街並みは、旧社会主義国家独特の計画都市の様相を漂わせています。目抜き通りに沿って、良く言えば整然とした、悪く言えば無機質な箱形建物が並ぶ景観はまさに東洋のモスクワといった雰囲気です。伝統的なモンゴル文字は、こちら本国より皮肉にも中国の内モンゴル自治区内の方がずっと通用度が高いようです。
庶民の市場、「ザハ」へ行ってみよう
ザハで見つけたオゴタイ=ハン印のインスタント紅茶
市内中心部に近く、規模も大きい「ブンブクル・ザハ」が、後述のガンダン寺のすぐ隣りにあって行きやすいでしょう。但し、スリや盗難にだけは十分気をつけて!
Google地図情報
もう一つ買い物で訪れたいのが旧国営の「ノミンデパート」。ザハとは違い、服飾品などの高級品も扱っています。大きな店内で品揃えも多いですが、時には客より多い売り子、あちこち電気が消えて薄暗い店内などは、かつての中国やロシアを彷彿とさせる“国営”ならではの雰囲気です。
ウランバートルを一望、ザイサン・トルゴイ
ザイサン・トルゴイから眺めるウランバートル市街全景。草原のオアシスであることを実感できる
素晴らしいのはここからのウランバートル市街の眺め! まさに「一望」という言葉がピッタリです。
手をあげれば止まってしまう一般車も多い
あくまでも裏ワザですのでおすすめはしません(特に夜間)が、正規のタクシーはそう多くはありませんし、比較的安価なためか実際に多くの市民が利用しているのが現実です。料金は交渉制です。
モンゴル仏教の総本山、ガンダン寺
モンゴルでは仏教が盛んですが、こちらの仏教は日本や東南アジアの仏教とはちょっと違います。別名ラマ教とも呼ばれるチベット仏教がこの地に根強く浸透しています。マニ車のルールは、必ず時計回りに回すこと。他の参拝者の後に続いて同じ方向に回すようにします。
このマニ車、日本の寺院でもその影響を見る事ができます。私なら東の水沢観音、西は聖徳太子が建てた四天王寺の小さなマニ車が思い浮かびますが、みなさんはどうでしょうか。
次は、切っても切れないモンゴル人と酒