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夏太りを防ぐコツ 夏に摂りたい3つの栄養素

オールアバウトの生活トレンド研究所の調査によると、夏の間に太ってしまうと答えたのは全体の22.8%で、約4.5人に1人の割合でした。なぜ夏太りをしてしまうのでしょうか。その要因を考えてみたいと思います。

浅尾 貴子

執筆者:浅尾 貴子

食事ダイエットガイド

飲み物

水分補給をする飲料の種類にも気配りを!

オールアバウトの生活トレンド研究所の調査によると、夏の間に太ってしまうと答えたのは全体の22.8%で、約4.5人に1人の割合でした。これは、夏は体重が減ると回答した方の数を上回ってしまっています。夏は汗をかくし、食欲が落ちるのに、なぜ夏痩せせずに夏太りをしてしまうのでしょうか。早速その要因を考えてみたいと思います。

汗をかいただけでは痩せない!

体温が上がり過ぎないように調節してくれるのが汗の役割。暑い日は汗をかくから痩せる!というイメージがあるかもしれませんが、単純にそうとは言い切れないところも。自然に出てくる夏の汗には、ダイエットになるのではと期待をしすぎないようにしましょう。

そもそも外気温の高い夏は、体温を上げるためのエネルギー(カロリー)を使うことが少なくなります。カラダの中から産出したエネルギーによる汗ではなく、外気温から体温を保とうとする汗には期待しているほどのヤセ効果はありません。それだけでなく、体温をさほど上げなくて良い夏と冬とでは基礎代謝の量も違い、基本的には夏のほうが太りやすい傾向にあるんです。

夏太りしてしまった人の食生活とは

前述の調査において、昨年夏、太ってしまった人たちの間で多かった回答のうち、特徴的だったのは、こちらの5つです。

  1. 栄養ドリンクを良く飲む
  2. 炭酸飲料を良く飲む
  3. コンビニなどのパン、外食などでのパン食が増える
  4. カップ麺などインスタント食品の利用が増える
  5. 焼肉などスタミナのつくもの、辛いものなどを積極的に食べている

まずはひとつめの栄養ドリンクと二つ目の炭酸飲料について。昨今はカロリーの低い商品も多く出回りましたが、もしかすると必要以上に甘い飲料を摂っているのかもしれません。さらには、甘い飲料はカロリーが少なくても糖尿病のリスクを高めるかもしれないといわれています。

先日発表されたデータ(※)では、低カロリー炭酸飲料の摂取量と糖尿病の関連性について、同じ条件では天然果汁の摂取者に比べて、低カロリー飲料を好む人のほうが、糖尿病にかかるリスクが2倍高まるという、ちょっと予想外ともとれる結果もありました。低カロリー飲料とはいえ甘い飲み物を好む習慣のある人は生活習慣病のリスクを高めそうだとも言えるので、常飲している人も量はほどほどに。1日に複数本飲んだりしないように、注意したいですね。

>>次のページでは、パン食、インスタント麺、スタミナ食の注意点を解説します!

※フランス国立保健医学研究所(National Institute of Health and Medical Research)調査による
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