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最近のコンテナハウス事情(3ページ目)

前回の記事は賃貸物件の初期建築コストを抑えるのに、「コンテナハウス」が一役買うことになるのではないかと言うお話を致しました。

佐藤 益弘

執筆者:佐藤 益弘

不動産にまつわるお金ガイド

ただ、改正建築基準法の施行により、身動きが取れなくなってしまったかに見えたコンテナハウスですが、早くもその問題点を解決する製品が現れたようです。

例えば、株式会社シー・エフ・ネッツ(横浜市港南区)が展開するキングダム・ホームがそれです。
画像の代替テキスト
株式会社シー・エフ・ネッツさまより提供


シー・エフ・ネッツ社によれば、キングダム・ホームは「コンテナハウス」というよりも「コンテナサイズで分割運搬できる重量鉄骨住宅」という認識を持たれているようです。

つまり、今までのコンテナハウスは間口2.4m×奥行12mの中に設備・内装を設置してそのまま船で運んでくるということでローコスト化を図るという趣旨で企画されていましたが、設置場所の制限やレイアウトのバリエーションが取れない、また、高級感を演出しにくいことなど、問題点も抱えていました。

そこで、12mコンテナを6mに分割して運搬・設置を容易にしたうえで、さらに居室ユニットをいくつかのユニットの組み合わせで簡単に作れるようなキット化をすることによって自由度を高めたようです(現在特許出願中だそうです)。

まさに新たに「重量鉄骨ユニット工法」という手法が誕生しそうな気配です。

今後、さまざまな投資手法が確立していく中で、実物不動産投資の分野でコンテナハウスの位置付けも明確化されるモノと思います。

こうご期待!

取材協力:株式会社シー・エフ・ネッツ
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