Bluetooth経由でエフェクタを追加できるユニーク機材
ZOOMからは、ちょっと変わったコンセプトのユニークなギター用エフェクタ、MS-100BTという製品が発売されています。これ、見た目は普通のストンプタイプのコンパクトエフェクタ。見ての通り、足で踏んでスイッチのオン・オフをするものであり、電池を入れればすぐに使うことができます。定価が14,700円の機材ではあるものの、なかなか強力なエフェクタでディレイ、コンプ、EQ、リバーブ……といったエフェクタが92種類、アンプシミュレータ8種類の計100種類から最大任意の6エフェクトを同時に扱え、順番も自由に設定できるようになっています。
もちろん、さまざまなプリセットも用意されているので、それらを選んですぐに使うこともできるし、ひとつひとつのパラメータを細かく設定して利用することもできます。
と、ここまではiPhoneもiPadも登場しないのですが、iPhoneなどにStompShareというバーチャル・エフェクトショップのアプリをインストールした上で、のMS-100BTとBluetoothで接続すると、従来のエフェクトではありえなかったまったく新しい世界を楽しむことができます。
そう、このアプリ上には現在30数種類のエフェクトやアンプシミュレータが並んでおり、ひとつ85円とか170円といった価格で購入することができます。いずれも名機と言われるビンテージエフェクタをシミュレーションしたものなのですが、これらを購入した上で、MS-100BTへと飛ばすと、MS-100BTでそのエフェクトを使うことができるようになるのです。
転送した後はiPhoneなどは不要で、すべてこの機材単体で動いてくれるため、CPUパワー不足、DOCK端子からケーブルが外れるといった心配もないし、もちろん電話がかかってきたら音が止まる……といったトラブルもありません。iPhoneやiPadの新しい使い方の提案ではないかと思いますが、いかがでしょうか?
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