iPhoneでも使えるオーディオインターフェイスが登場
Avid TechnologyからはFast Track DuoおよびFast Track Soloという2種類のオーディオインターフェイスが発売されました。これらは、WindowsやMacと接続して利用できるオーディオインターフェイスであるのと同時に、専用の端子に付属のケーブルを取り付けることにより、iPhoneやiPadとの接続ができるようになっています。ご存知のように、iPadであればCamera Connection KitやUSB-Lightningアダプタを利用することでUSBクラスコンプライアント(CoreMIDI)対応のオーディオインターフェイスであれば接続して利用することが可能です。しかし、iPhoneはこれらのアダプタが利用できないため、専用の機器でしか使えず、これまでのところiPhoneで使えるオーディオインターフェイスはほとんどなかったというのが実情です。
しかし、このFast Track DuoおよびFast Track SoloはiPhoneで直接利用できる数少ないオーディオインターフェイスとして登場したもので、Soloならギターとマイクの接続が、Duoならコンボジャックが2つあるので、最大マイク2つを利用することが可能になっています。また、ともにファンタム電源供給が可能であるため、コンデンサマイクを使った高品位なレコーディングが可能になるというのも大きなポイントです。
ただし、これを動かすのには電源が必要で、ACアダプタを用いて電力供給をする必要があります(USBの電源アダプタを利用)。そのため、iPhoneで利用する場合、iPhoneに比較するとやや機材が大きくなるのがネックですが、自宅でも、外に持ち歩いても使えるという面では非常に便利です。
なお、付属しているのは30ピンのDOCKケーブルなので、iPhone5やiPad miniなどLigitningコネクタの機材の場合は、30ピン-Lightningアダプタで変換して使う必要があります。
【関連記事】
iPhoneで使える高性能オーディオインターフェイス、Fast Track Duo/Solo
Pro Tools 11とFast TrackってDTMユーザーにとってどうなの?
iPhone接続も可能なAvidのUSBオーディオを試す