スムーズな動線を踏まえた収納の工夫
モノが少なく、すっきりとした印象の部屋ですが、あいさん曰く、「片づけ超苦手なんですよ、私」。でも、苦手だからこそ考えたのが自分の生活する動きを踏まえた収納法。例えば、朝起きたら、まず洋服をクローゼットから出して着たら、ソファに座ります。座ったら、次はメイク。すぐ取り出せるように、化粧品は机のところに箱に入れて置いておきます。そんなふうに生活の動きに合わせて、無駄が出ないような位置にモノを置く、しまうことを心がけているため、モノを出すのも、しまうのも面倒にならないとのこと。
また、部屋のあちこちにあるのが可愛らしい箱や袋。この中に細かいものを入れて、見せない収納にしてしまうことで、部屋がゴチャゴチャするのを防いでいます。
(左上)ウィーンのミュージアムショップで買った袋。デザインに使うA3プリンター用紙がちょうどよく入る大きさ。無造作に置いてあるようで、裏の配線も隠されていてちょうどいい (右上)頻繁に使う化粧品や文房具は、箱に入れてテーブルの下へ (左下・右下)本棚にかかるバッグは、あいさんのデザイン
好きなもので埋められるのが一人暮らしのよさ
一人暮らしは楽しいけれど、時に寂しさや不安を感じることもあると言います。そんなときの解消法は「生きている実感がわくように過ごす」とのこと。部屋を片づけたり、美味しいものを食べたり、いい文章を読んだり、身体や心を動かすよう心がけているそうです。一人暮らしのよさは「自分の好きなもので埋められるところ」と、あいさん。温かみのあるインテリアから、自分の暮らしを大切にする姿が伝わってくるようでした。
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