パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブレッドプラントオズ【都立大学】(2ページ目)

2013年3月、駒沢通り沿いにオープンしたベーカリーカフェ。それまでメゾンカイザーで10年にわたり技術指導を務めてきたパン職人、大島剛志さんが独立開業。「ブランジュリー」の枠を広げて作るさまざまなパンたち。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド


朝から開いているベーカリーカフェ

BREAD PLANT OZは、朝8時から開いているので朝食を買いに、あるいはカフェでモーニングをというときに便利です。東横線の都立大学の駅からは徒歩15分ほどの距離がありますが、駐車場もあります。
カフェ

カフェ

売場奥のカフェはカウンターとテーブル席あわせて十数席あって、朝は10時までクロワッサンあるいはトーストにサラダとキューブ型にカットされた厚切りベーコン、そしてコーヒーか紅茶の付くモーニングセット(650円)、お昼にはおかわり自由なパンの盛り合わせの付くサラダやパスタのセットがあります。イートインもできるということで、まずは何種類か目を引いたドーナッツを食べてみます。
アップルシナモン

アップルシナモン

アップルシナモン(180円)はドライアップルとシナモン入り。発酵生地はルヴァンリキッドを用い、脱脂粉乳入りで、もちっとしながらも、ふわりと軽く揚がっています。べーシックなアンドーナッツ、そしてヘーゼルナッツペーストで香りづけした生地にチョコレートを混ぜたノワゼットショコラ(190円)といったバリエーションもあります。
ドーナッツいろいろ

ドーナッツいろいろ

ドーナッツは大島さんがカイザー時代に作った低温長時間発酵の食パンをアレンジした、こだわりの生地なのだそうです。いっぽうでBREAD PLANT OZの食パンの原点は葉山のボンジュールにありました。ハードタイプの生地で、液種を使っていたのだそうです。この店の山型のパンドミはハード過ぎない食感で、毎日食べたいような味わいです。

トップをおさえずに膨らませたイングリッシュマフィンやコーンブレッドもソフトな食事パンとして、朝食向きです。
パンドミ

パンドミ

イングリッシュマフィン

イングリッシュマフィン

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