自宅外私大生が使える生活費は年々減っている
自宅外から通う私大生は仕送り代から家賃を払った残りで生活します。家賃が高ければその分生活費が少なくなるため、仕送り代と家賃のバランスが大切です。両者について、ここ12年間のデータを見てみましょう。毎月の仕送り代は年々減少しており、12年前と比べ3割近くも減少しています。一方、家賃については少しずつではありますが増加していますね。これは大学生にとって「収入が減り家賃という固定費支出が増えている」ことを意味します。家賃の占める割合と、仕送り代と家賃の差額は次のとおりです。
食費、消耗品、光熱費、通信費、また学費以外で必要な本や参考書など、全て合わせて1ヵ月2万7700円で生活するのは、いくら一人暮らしでも難しいのではないでしょうか。アルバイトなどで収入を得ないと生活できそうにないですね。
生活費を増やす方法は、「収入を増やす」「支出を減らす」のどちらか。仕送りを増やす、アルバイトをするなどで収入を増やすか、ルームシェアなど家賃を下げる工夫をして支出を減らすなどの対策を、高校生の内から親子で話しておきたいものですね。
子どもには苦労をさせるべきとも思いますが、いち母親としては、勉強に支障をきたさないよう、勉学とバランスよく収入を得て欲しいとも感じます。
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