水のやり方

■1.根水(ねみず)

写真のように根元にハス口をあて、鉢に沿ってまわすように水をかけましょう

写真のように根元にハス口をあて、鉢に沿ってまわすように水をかけましょう

水のやり方の基本は、「木の根元にまわしがけるように」です。葉や花には水があまりかからないように根元にジョウロの先をもっていき、シャワー状に出る水を鉢の形にそってまわしがけるようにかけていきます。逆に一カ所に集中して水をかけると土にしみ込む水の量よりも、鉢の外に流れ出てしまう水の方が多くなってしまうからです。根元にやる水なので根水といいます。 

 

■2.葉水(はみず)


写真のように根元にハス口をあて、鉢に沿ってまわすように水をかけましょう

写真のように根元にハス口をあて、鉢に沿ってまわすように水をかけましょう

一年の内、夏だけは葉にも水をかけます。限定的ですが、夏の夕方には葉にも水をかける「葉水」をやります。

夏場は気温も高く、水の蒸散も盛んで葉がとても乾燥しますので、夕方の水やりの時には盆栽の全体に水がかかるように葉水をやって葉の細胞に直接水分を補います。葉水は葉ダニという害虫の予防にも効果的ですので、葉ダニが発生しやすい夏場には大切な水やり方法です。

■3.ドブ漬け

盆栽の鉢ごと静かに水に浸します

盆栽の鉢ごと静かに水に浸します

盆栽を育てていると、だんだんと土が固くなり、水のしみ込みが悪くなることがあります。こうした盆栽に対してはためた水の中に盆栽を鉢ごと浸すドブ漬けという水やり方法が最適です。

 

苔玉ごと浸します

苔玉ごと浸します

苔玉もこの方法がおすすめです。大きな水鉢がなくても、ボウルに水をはったところに浸せばよいです。

 

水やりの頻度

最後に水やりの頻度についてですが、天気によってもまちまちになりますが、季節ごとの大体の目安をお伝えします。盆栽の置き場所の風の強さや日光の強さによっても大きく差がでますので、あくまでものご参考までに。
  • 春(新芽の芽吹き~梅雨入りまで)……1日1回~2回
  • 夏(梅雨明け~最高気温が28度を下回る頃まで)……1日2回
  • 秋(最高気温が27度以下~落葉まで)……1日1~2回
  • 冬(落葉後の休眠期)……2~3日に1回
この目安で水をやる際ですが、「やる時はたっぷり、鉢の排水口から水が流れ出るまで」やりましょう。あまり乾いていないけど一応水をやろうという際でもたっぷりやりましょう。


留守中の水のやり方

留守をする朝に水をたっぷりやってからこの方法で

留守をする朝に水をたっぷりやってからこの方法で

自分が家を空ける間、他の人に水やりを頼めない場合の簡単な水やり対策をご紹介します。これは最大5日間までの方法ですが、簡単にできますのでご紹介します。もしそれ以上の期間でしたら、ホームセンターや園芸店で市販されている自動灌水装置をお使いになることをおすすめします。

まずは盆栽にたっぷりと水をやりましょう。その後、鉢を全体的に濡れたタオルでくるみ、その上からビニール袋でくるみます。葉は外に出しておきますが、根元をおおわれていることで乾きが遅くなります。最後に室内に取り込んでから出かけましょう。



 

毎日の水やりを楽しむ方法

二重鉢にすると保水効果が高まります

二重鉢にすると保水効果が高まります

はじめて盆栽を育ててみると、小さな鉢ゆえに乾きが早く、驚かれることと思います。季節によっても水の乾きの速度は異なり、春の成長期から秋まで天気の良い日には乾くスピードの早さに水やりしきれるかと不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめな方法が二重鉢という方法です。

二重鉢は写真のように、大きめの鉢(排水口のあるもの)に用土を入れ、その上に盆栽を並べて育てる方法で、大きな鉢の土にも盆栽そのものにもたっぷり水をやります。そうすることで保水効果が高まり、水の乾きを抑えることができます。水やりが追いつかなくて盆栽を枯らしてしまうよりも、この方法で盆栽の水やりを楽にすることができますのでぜひおすすめしたい方法です!


【編集部おすすめの購入サイト】

楽天市場で人気の盆栽を見る

Amazonで人気の盆栽を見る

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。