マキシム・ド・パリ アフタヌーンティー 大改革
ラウンジで提供する新しいアフタヌーンティーは英国風仕上げ。写真は2人分。以下の写真も同様
5月7日大幅リニューアルとなったマキシム・ド・パリ ラウンジのアフタヌーンティー。東京・銀座の地に開業して47年。同店のエスプリを閉じ込めたアフタヌーンティーのご紹介です。
おしゃべりを楽しんでいただくメニューに
これまでのアフタヌーンティーメニューは、フランス料理を提供する同店らしく、お食事としてとらえ、ナイフとフォークを終始使わなければ食べられない内容だったとか。リニューアルにあたり、フレンチキュイジーヌ、パティスリー、ブーランジェリーのシェフがアイデアを出し合い、アフタヌーンティー本来の楽しみ、「おしゃべりを楽しんでもらえるようなメニュー」にした点が最も大きく変わったところ。
3rd Savouries (セイボリー)スモークサーモンときゅうりのサンドウィッチ、フランス ランド産フォアグラのタルティーヌ、本日のキッシュ。ドミニク・サブロン製のパンと、マキシムの味が融合
会話を妨げないように、また食べやすさを考え、片手でつまめるサンドウィッチや、タルティーヌ(フランス版オープンサンド)を取り入れています。さらに、アフタヌーンティー定番のスコーン&クロテッドクリームも登場。
それらひとつひとつにマキシムらしいこだわりが詰まってます。例えば、ドミニク・サブロン製ノア・レザン(くるみとレーズンパン)のスライスには、フォアグラのムースがのせられています。フルーツのように華やかいだ風味に仕上げられたムースです。
2nd Scone (スコーン)クロテッドクリームとストロベリージャムつき
スコーンは、パンの柔らかさを存分に感じられるふわふわ感が印象的。
1st Pastries (ペイストリー) 苺のミルフィーユもプティサイズで入ってます
ペイストリープレートには、マキシムのスペシャリテ“苺のミルフィーユ”や季節のデザート。やはりマキシムに来たら、苺のミルフィーユは欠かせませんよね。加えて、季節のデザート(取材時)は、シェフパティシエおすすめ ライムのジュレ&ムースと、2種のミニマカロン(写真はピスタチオ、パッションフルーツ)。ライムのジュレは、二層になっていて、上下を少しかきまぜて食べるのがおすすめの食べ方。ジュレに閉じ込めたライムの皮がさわやかさを引きだします。
紅茶もリニューアル 8種類
種類も増え、代表的な紅茶産地の紅茶からも選べます
マキシム スペシャル ブレンド ティー
ダージリン
アッサム
ディンブラ
ウバ
ニルギリ
キーマン
アールグレイ
マキシム スペシャル ブレンド ティーは、ダージリンとアッサムをブレンドし、ほのかにベルガモットで香りを加えた紅茶。これに近いものに、アールグレイも。こちらは中国安徽省産紅茶にベルガモットの香り。比較すると、アールグレイのほうが、爽快な香りがはっきりしています。マキシム スペシャル ブレンド ティーのほうは、ベルガモットはほんのり。いずれも飲みやすく、お料理との相性がよさそう。
「紅茶にミルクを加えるお客様が多い」という同店は、リニューアルにあたり、ミルクに合う紅茶も充実させたとか。
そして、弾むおしゃべりに合わせ、これまでアフタヌーンティーでトータル2杯までしか提供されなかった紅茶も、最初に注文の種類に限り、おかわりが可能に。一杯ずつ、サーブしてくれます。(※アフタヌーンティーのドリンクに、マキシム スペシャルブレンド コーヒーを選ぶこともできます)。
また、約1万本のワインが眠るワインセラーを持つマキシムだからこその贅沢がオプションで可能に。プラス1260円でグラスシャンパーニュ 「ローラン・ペリエ」もいただけます。
ここはフランスの香り漂うアール・ヌーヴォーの空間。
じゅうたんの模様はマロニエの葉がモチーフ
なんだか日本じゃないみたい。トーンを抑えた照明、深い紅色のソファとじゅうたんが店内のカラーを占有。壁には今井俊満画伯によるロートレックの絵。「パリをそのまま日本に」とのコンセプトが見事に再現され、大切に継承しているマキシム・ド・パリ。特別のアフタヌーンティーを楽しめそうです。
地下3階 正面玄関。玄関前の石畳もパリのよう
マキシム・ド・パリ ラウンジ
東京都中央区銀座5-3-1
ソニービル地下3階
Tel : 03-3572-3625
「アフタヌーンティー」
おひとり様 2800円(税込)・サービス料10%要
時間:12:00~17:30(L.O)
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マキシム・ド・パリ