医療保険/がん保険の基礎を学ぼう

定期型がん保険のメリット・デメリット(2ページ目)

がん保険にも定期型と終身型があり、それぞれメリット・デメリットがあります。定期型がん保険について、その特徴をみていきます。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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定期型の方がトータルで支払う保険料は多くなる

更新後の保険料も確認しておきたい

更新後の保険料も確認しておきたい

定期型がん保険の保険料は、終身型に比べて当初は安いですが、10年毎に更新をしていくと、トータルで支払う保険料はかなり膨らんでいきます。更新は80歳や90歳まで可能ですが、いつまで続けるかはあらかじめイメージしておいた方がよいです。

日進月歩のがん治療に適した保障を確保しやすい

がんの治療方法には外科的療法や放射線療法、化学療法等がありますが、医療の目覚ましい進歩により、時代とともに最適な治療方法が変わってきています。その為、20年も30年も前のがん保険では、がん治療をおこなっても1円も給付金を受け取れない可能性が出てくるので、がんの治療方法の変化とともに、加入しているがん保険の内容も変化させていきたいところです。

先述のとおり、加入して間もない頃は、定期型の方が終身型よりも保険料が安いです。定期型であれば気兼ねなく新しいがん保険に加入し直すことができますが、終身型に加入して10年程度で解約してしまうと、結果的に割高な保険に加入してきたことになってしまいます。

定期型を選んで常に最新のがん保険の確保を目指していく備え方もあれば、加入後がんになっても生涯の保障を確保できる終身型で備える方法もあります。将来を予測することは難しいので、自分なりに定期型のメリット・デメリットを整理し、その時に最適だと思う選択をするようにしましょう。


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