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がん経験者の会代表の原千晶さんにインタビュー

がん経験者による、がん経験者のための、がんに関する情報を共有していけるような『よつばの会』と言う集まりがあります。自身もがんの経験があり、会の代表をしているタレントの原千晶さんに話を伺ってきました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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がん経験者による、がん経験者のための、がんに関する情報を共有していけるような『よつばの会』と言う集まりがあります。自身もがんの経験があり、会の代表をしているタレントの原千晶さんに話を伺ってきました。

がんの経験を分かち合いたい

話を伺ったよつばの会代表の原千晶さん

話を伺ったよつばの会代表の原千晶さん

ガイド:
よつばの会を立ち上げたのは、何がきっかけとなったのですか?

原千晶さん:
私自身がんを2度経験していて、特に2回目は大きな手術もしました。半年間も闘病生活をしていましたが、隣のベッドの人と交流することもなく、とても孤独でした。

2回目の時は公表をしたことで、ブログに同じ悩みを持つ人から励まし等のコメントを沢山もらい、しばらくはネット上でやりやり取りしていたのですが、ネットではなく直接話をするのもありかと思い、思い付きで始めてみました。がんの経験を分かち合いたいという想いがあります。

ガイド:
よつばの会の現在の会員数や年齢構成等はどのような感じですか?

原千晶さん:
現在(2013年1月の取材時)の会員数は170人で、肺がん経験者1人と大腸がん経験者1人以外は、全て婦人系がんの経験者です。世代的には30歳代と40歳代で7割くらいになります。

ガイド:
よつばの会は設立してから1年半程経ちましたが、今想うことは?

原千晶さん:
会を設立したことで仲間が増えたし、本当に良かったです。がんは経験しないとわからないことが多々あり、闘病中は孤独でとても辛いものです。同じようなレベルでわかりあえる仲間、生涯の仲間ができて嬉しいし、お互い支えあって頑張っています。

ガイド:
タレント活動をして、妻もして、それ以外によつばの会の代表もして、大変ではないですか?

原千晶さん:
よつばの会の活動はボランティアであり、仕事をしながら代表として会を運営していくのは、とても大変です。ただ、自分の感覚として、両極端のことをしていることでバランスがとれているのだと思います。

タレント活動だけで目一杯だったら会の活動をしていなかったかもしれませんが、そうでなかったことで気付いたことがあり、もっと人間として自分にしかできないことをしていきたいと思うようになりました。ただ、妻の役割は夫に頼りっぱなしです。

ガイド:
会員の方が昨年亡くなられたようですが、今後もないことではないですよね。心が強くないと耐えられないのでは?

原千晶さん:
会員さんは既に昨年2人亡くなっています。30歳代と40歳代の方です。辛いことですが、事務局に良き理解者(会員)がいるので、とても心強いし有難いことです。


みんなもっと自分のことを大事にしてほしい
 
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