住宅ローンの借入/住宅ローンの基礎を学ぼう

ワイド団信のチェックポイントと比較

引受条件を緩和しているワイド団信を取り扱っている金融機関は、まだ数多くはありませんが、少しずつ内容が異なっています。ワイド団信を利用する場合のチェックポイントや現在の商品内容をご紹介します。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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まだ取扱いは多くはないワイド団信ですが、それぞれに商品性が異なることも。確認が必要です

住宅ローンを借入れする際の条件となっていることが多い団体信用生命保険への加入。健康状態が理由で加入できないと住宅ローンの借入れができなくなってしまいますが、昨今、加入の引受条件を緩和したワイド団信付きの住宅ローンを取り扱う金融機関が増えてきています。

ワイド団信のチェックポイント

現在、ワイド団信を取り扱っている金融機関はまだ決して多いとは言えませんが、次第に増えてきているところです。三大疾病などの団信ほど、金融機関ごとに大きく異なる点はありませんが、比較して決定するのであれば次の2つのポイントを抑えて比較してみましょう。

【参考記事】住宅ローンのワイド団信とは?

●年齢制限
多くは50歳までになっています。買い替えや借換えの場合には、50歳超の方で住宅ローンを利用したいという方も少なくありませんが、現状では50歳以上の場合でのワイド団信の利用はなかなか難しいようです。次ページでご紹介している中では、ソニー銀行だけが、満65歳未満まで利用できます。

●上乗せ金利
一般的な団信であれば、通常保険料は金利に含まれています。ワイド団信の場合には、適用金利に上乗せが生じます。上乗せ金利は0.2~1.0%程度。ただし、上乗せ金利が低ければ良いというわけでもありません。「通常の適用金利+上乗せ金利」が適用金利となりますので、合計で比較検討するようにしましょう。

引受保険会社が同じでも、年齢制限や上乗せ金利が金融機関ごとに異なっていることもあります。また、保険金額(借入金額)が5000万円を超える場合には、所定の診断書の提出も必要となるなどの注意点もありますので、詳細は各金融機関で確認してください。

>>ワイド団信を取り扱っている主な金融機関は次のページ
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