建て替えならではの得難い立地
都心にも魅力的なスポットにも近い
「アトラス池尻レジデンス」は、旭化成不動産レジデンスが手掛けるマンション建て替え事業の14事例目(着工ベース)です。同潤会の江戸川アパートメントの建て替えなどで、同社の建て替え事業には注目をしていました。今回の「池尻団地」は、昭和38年に首都圏不燃建築公社が分譲した地上5階建て3棟で、建て替えによって、世田谷区の池尻南公園に隣接する、地上11階建て3棟の新築マンションに生まれ変わります。古くから開発された大規模団地の建て替えという背景があるからこそ、得られるメリットがあります。渋谷から1駅の田園都市線「池尻大橋」から徒歩6分という立地、都心の主要ターミナル駅まで20分程度という利便性です。なおかつ、「三軒茶屋」、「三宿」、「代官山」、「中目黒」といった人気スポットから2キロメートル圏内で、周辺には世田谷公園や目黒川緑道という自然も多いというロケーションは、希少立地といえるでしょう。
マンションの模型。雁行型の3棟構成
建て替えならではの得難い立地
都心にも魅力的なスポットにも近い
敷地面積約5993平米という広さを確保できていることも、建て替え事業ならでは。敷地の広さは、マンションのプランにもゆとりを与えます。駐車場を地下に設けていることもあって、中庭を中心に東・西・南の3棟が一体的に配され、住戸をずらして建てる雁行(がんこう)形式になっています。その外周や中庭に樹木を植えることで、外観の美しさや敷地のゆとりが感じられるようになっています。都心立地で、これだけのゆとりのプランという点も、注目したい点です。また、中庭に面した1階を中心に、ラウンジやスタディルームとしても利用できる共用施設を配置しているため、落ち着いた雰囲気で会話や読書の時間を過ごすことができます。
模型を別の角度から。中庭に面して3棟が並ぶ形が分かる。屋上の一部は緑化される。
共用部の模型。棟ごとにラウンジなどがあり、地域住民も利用できる(別に入口を設置)会議室も。
>次ページからは、マンションの共用設備や住戸プランについて詳しく見ていきましょう。