カナダ最大の鉄道会社 VIA鉄道
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屋根がドーム状になっているのがスカイラインカーと呼ばれる展望車。見晴らしがよく、人気の車両 (C) VIA Rail Canada
この記事では、VIA鉄道に乗車する場合の注意事項、そして、数ある列車の中で、おススメの4つの列車をご紹介します。
※本文中で紹介する情報は2014年12月現在のものです。料金は常に変動しますので、目安とお考えください。また、スケジュールも予告なく変更になることもあります。事前に公式サイトでご確認ください。
乗車前に知っておくべし! 日本との違い
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日本の駅とはかなり雰囲気が異なる、トロント・ユニオンステーション。どことなく教会っぽい雰囲気
■荷物
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モントリオール駅のチケットカウンター。チェックインし、荷物を預けるなど、方法はフライトのチェックインとほぼ同じ (C) Blue Works
■予約
空きさえあれば、当日駅に行っても、列車に乗ることはできます。ただ、乗車区間によっては、列車が週に2本や3本しか運行していないところもあり、仮に空きがなかった場合、日程の大幅な変更を強いらるため、事前予約が必須と考えましょう。また、6月から9月のカナダのトップシーズンは、列車も相当混み合っており、特に夜行列車の寝台車クラスは予約が取れないことも珍しくないので、早めに予約しましょう。
予約はVIA鉄道の公式サイトで出来ますが、英語または仏語のみの対応。言葉に自信のない人は、お近くの旅行代理店などでも、チケットの手配は可能です。
■タバコ
全列車全席禁煙です。タバコを吸うことができるのは、途中停車駅で停車時間の長い場合のみ。停車しても、小さな駅であれば、すぐに発車してしまうので、愛煙家は事前に時刻表のチェックを忘れずに。車外で一服の際、車掌さんに一言告げておけば、乗り損ねることもないでしょう。
■エコノミークラスは座席指定なし
予約時に窓側、通路側という選択もできないので、要注意。チェックインの後でも、列車番号のみが割り振られ、座席番号がない自由席になっていることがほとんどです。
■勝手にプラットフォームに上がっちゃダメ
トロントやモントリオールといった大型ターミナル駅では、乗車前にホームに上がることが出来ません。乗車準備ができ次第、アナウンスされますが、ほとんどの乗客はホームへの階段前で列を作って待っています。これも、空港の搭乗口から機内への案内と同じものと考えれば、良いでしょう。ただし、郊外の小さな駅から乗車する場合、ホームへの立ち入りも自由自在です。
■寝台車やビジネスクラス利用客の専用ラウンジ
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トロント駅のパノラマラウンジ (C) VIA Rail Canada
■車内や駅では無料Wi-Fi(公衆無線LAN)あることも
トロント、モントリオール、バンクーバーといったターミナル駅や、東部を走るコリドー号の車内では無料Wi-Fiがあり、どのクラスの乗客でもインターネットに繋ぎ放題。乗車中にメールチェックしたり、ネットに繋いだりも自由自在。スマホやタブレット、ノートPCなどは、VIA鉄道の旅の必須アイテムです!
では、VIA鉄道に数多くある中で、ガイドおススメの4つの列車をご紹介します。