コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

コタキナバルのおすすめオプショナルツアー(2ページ目)

「ボルネオ=ジャングル」のイメージで来られる方が多いコタキナバル。しかし本格的な自然を楽しむには街から離れた郊外の各スポットまで足を伸ばす必要があります。限られた日程の中で何を楽しむか? この記事ではおすすめのアクティビティやオプショナルツアーを紹介します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド


世界遺産のキナバル国立公園

キナバル山

ツアーで立ち寄るキナバル山絶景スポット

東南アジア最高峰のキナバル山。標高4095mの頂上への登山には最低二日、山小屋の予約や装備も必要なので現地で気軽に申し込むというわけには行きませんが、標高1800mの公園本部エリアとその先の温泉やキャノピーウォークがあるポーリンエリアを一日で回る日帰りツアーは、広大なキナバル公園の見所をピンポイントに回れる定番ツアーとして人気があります。

ツアーの目玉はジャングルの上にかかる地上40mの吊り橋を渡るポーリンのキャノピーウォーク。キャノピーウォーク入口のすぐ側には温泉もありますが、日本の温泉のような湯けむり情緒はまったくなく、服や水着を着て入るのでプールのような雰囲気です。しかしこの温泉、第二次世界大戦中に当時この地に駐留していた日本軍が開発を命じた温泉で、そういった歴史的なことも知った上で訪れるとまた感慨深いものがあります。

ツアーでは他にも公園に向かう途中のローカルマーケットでお土産やフルーツなどを買えたり、山の全景が見えるビューポイントで写真をとったり、公園本部の植物園で蘭やウツボカズラなどの珍しい植物を見たり……と見所いろいろ。

キナバル公園までは自力でタクシーやバスを乗り継いでも行けなくはないですが、公園本部まで辿り着いたものの広すぎてどこで何を見ればいいのか分からない……ということになってしまわないためにも、キナバル公園に初めて行かれるのであればガイド付きのツアーをおすすめします。

<DATA>
■キナバル公園&ポーリン温泉
予算:日本語ツアー 350リンギット程度
所要時間:8:00~18:00 昼食付
申込先:ツアー会社、ホテルのツアーデスクなど

綺麗な海でのんびり、アイランドホッピング

サピ島

サピ島の桟橋。空が青い日は海もこんなに綺麗

コタキナバルの街の海岸線は埋め立てで都市開発されているので、市街地にはビーチはありません。市街地の海しか見ていない方には「コタキナバルの海、ぜんぜん綺麗じゃない!」とがっかりされてしまうかも……。でもほんの15分ボートで離れた対岸の国立公園の島々(サピ島/マヌカン島/マムティック島/ガヤ島)へ行けば、そこには熱帯魚や珊瑚がいっぱいの綺麗な青い海とビーチが待っています。

島への行き方ですが、ステラハーバーやシャングリラタンジュンアルにお泊まりならツアーを利用しなくても、リゾート内から島に直行のボートが出ています。それ以外のホテルの場合は街の船着き場から個人手配で島に渡るか、ツアーを利用するか。どちらを選ぶかはひとそれぞれです。

ツアーの場合はホテルからの送迎、ボートの手配、専用の休憩テーブル、昼食、シュノーケリングセットのレンタル、荷物を見張っていてくれるガイドなど、すべて込みのパッケージで案内してもらえます。

ほとんどの島にはロッカーがないので、個人で行かれた場合は、泳いでる間だれか交代で荷物の番をする必要があります。ツアーを使うメリットは荷物の心配をしなくていい点が一番大きいかもしれません。

個人で行くにせよ、ツアーにせよ、滞在中島に行くか行かないかで、コタキナバルの海に対するイメージが全然違ってしまうので、泳ぎたい方も綺麗な海を眺めながらのんびりしたい方も、ぜひ一度は島に渡ってみて下さい。ダイバーの方向けには日帰りダイビングのツアーなども催行されています。

<DATA>
■アイランドホッピングツアー
予算:日本語ツアー 250~300リンギット
所要時間:9:00~15:00 昼食付
申込先:ツアー会社、ホテルのツアーデスクなど

■ダイビングツアー
予算:英語ツアー 350リンギット~
所要時間;8:00~16:00 昼食付
申込先:ツアー会社、ダイビングショップなど


虫好き少年にはたまらない!? 昆虫ツアー

キパンディ

蝶は1500点以上、甲虫は3000点以上!標本コレクションだけでも見応えあり

昆虫、苦手な方も多いですけど、虫好きなお子さんは多いですよね。夏休みの家族旅行だと、宿題の自由研究のテーマにボルネオの昆虫を選んで来ました!なんて言う子もいたり。

「ボルネオまで来たからにはカッコイイ虫が見たい!」という方におすすめなのがキパンディ・バタフライパークのツアー。

バタフライパークはコタキナバルから車で一時間ほど離れた山奥にあり、ツアーでは蝶や甲虫の標本コレクション、蝶園、蘭園などを見学したのち、夜にはライトトラップを使って生きた虫を集める昆虫観察の時間が用意されています。三本角のモーレンカンプオオカブト、手のひらサイズのセミや蛾などに出会えたら、大人も子供も大興奮間違いなしですね。

パーク内の展示だけなら、タクシーで直接行っても見学可能ですが、ライトトラップでの昆虫観察は一般向けには行われていないので、昆虫観察がお目当ての方は各ツアー会社主催のツアーをご利用下さい。

<DATA>
■昆虫観察ツアー
予算:日本語ツアー 400リンギット程度
所要時間:14:00~21:30 夕食付
申込先:ツアー会社

スリル満点自然満喫のラフティング

ラフティング

各ボートにインストラクターがつくので初めてでも安心

ラフティングは川の急流をラフトと呼ばれるゴムボートで下るアクティビティ。コタキナバル発のラフティングツアーの行き先には「キウル川」と「パダス川」の2カ所があります。

それぞれの川の特徴ですが、キウル川の方がパダス川より緩やかなコースで、5歳のお子さんから参加できます。パダス川は12歳以上です。いずれもライフジャケットやヘルメットなどの装備はきちんと用意されており、特に経験やスキルがなくても、年齢制限さえクリアすればラフティングが初めての方でも楽しめるツアーです。

もう一点大きな違いは川までの距離と移動手段。キウル川は出発から現地到着までツアーバスで1時間程度の移動なのに対し、パダス川はより遠く、またラフティングポイントまでアクセスできる道がないため、途中の街ボーフォートから先は鉄道に乗り換えてローカル列車で川沿いを移動していきます。その鉄道ダイヤの関係でパダス川ツアーはコタキナバル出発が朝の5時台とかなり早めです。

それぞれの特徴を考えると、お子様連れや朝ゆっくりしたい方にはキウル川のツアー、よりエキサイティングで長めのコース希望、鉄道にも乗りたいという方にはパダス川のツアーをおすすめします。

途中でボートから落っこちたり、もしくはわざと落っことされたり、ボートがひっくり返ったりもするので、確実に濡れる覚悟で。水着と着替えを用意して川でのスリル満点な水遊びを楽しんで下さい。川沿いには森が広がっていて、大自然と美味しい空気も味わえます。

<DATA>
■キウル川ラフティング
予算:200リンギット程度(英語ツアー)
所要時間:8:00~14:30 昼食付

■パダス川ラフティング
予算:250リンギット程度(英語ツアー)
所要時間:5:00~18:00 昼食付
申込先:ツアー会社、ホテルのツアーデスクなど

>> 自然だけじゃありません! 歴史や文化を体験できるアクティビティ
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