投資信託/投資信託(ファンド)の選び方

ブレ抑制型バランスファンドでゆったり分散投資(3ページ目)

今こそ投資を始めてみたい、でも、相場の下振れは怖い!そんな多くのビギナーの選択肢のひとつとして急浮上しているのが“ブレ抑制型”のバランスファンド。資産配分が一定ではなく、いざという時はプロがリスク資産の割合を減らしてくれる臨機応変な運用が特徴です。そもそも、ブレを抑えることで得られるメリットとは……?

執筆者:村岡 里香

  • Comment Page Icon

ブレ抑制型バランスファンドの留意点

●上昇局面でも上げ幅が抑えられる
ブレ抑制型バランスファンドの特徴はブレを抑えた運用ですから、市場の下落局面で下げ幅を抑えられる一方で、上昇局面でも上げ幅が抑えられる傾向があります。

4つのブレ抑制型バランスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)の値動きの比較

4つのブレ抑制型バランスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)の値動きの比較


上の表は前ページのグラフに、先進国、新興国の株式と債券、国内外のリートに分散投資するバランスファンド「eMAXIS バランス(8資産均等型)」の値動きを重ねたものです。昨年秋からの円安、株高トレンドに乗っているeMAXIS バランス(8資産均等型)にくらべるとブレ抑制型4本は上昇幅が控えめ。ちょっと物足りないな、と思う人もいるでしょう。

●コストが高め
ブレ抑制型バランスファンドはプロが運用すること、ヘッジファンドや為替ヘッジを組入れることなどにより高コストになりがちです。たとえばコア投資戦略ファンド(成長型)(安定型)の信託報酬は1.449%~1.93035%程度となっています。購入手数料も加えるとかなりの負担になることは留意しておきましょう。トレンド・アロケーション・オープンは為替ヘッジなどの手法をとらないということもあり良心的なコスト設定といえます。

「やっぱり取れるときには大きく取りたい」「自分でもっと低コストに運用したい」と思う人は、バランスファンドでもeMAXIS バランスや世界経済インデックスファンドのような市場平均並みのリスクを取る低コストタイプを検討するとよいしょう。また、1本ずつファンドを組み合わせて自分なりに保有比率を調節してみるのもおすすめです。

【関連記事】
バランス型ファンドを比較しよう
投資初心者に便利なバランス型ファンドとは?
リスクを避けたい投資ビギナーにお奨めの投資信託
・効果抜群!投資信託の組み合わせ術
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます