フィンランド/フィンランドのグルメ・レストラン

フィンランドのコーヒー事情(3ページ目)

国民一人あたりのコーヒー消費量を比較すると、フィンランドは、世界で最もコーヒーを飲む国のひとつ。平均で一人当たり、一日に4~5杯のコーヒーを毎日飲んでいます。もはやフィンランドの生活習慣は、コーヒー抜きでは語れません。旅のおみやげに、そんなフィンランド生活の味がするコーヒーはいかがでしょうか。

執筆者:高橋 絵里香

フィンランドで最も飲まれているスーパーのコーヒー
コーヒー

フィンランドのスーパーでは、豪快にコーヒーが積んであり、消費量世界トップの国らしい光景を目にする。特に人気の高い浅煎りコーヒーは、一度に大量に入荷される

Juhla Mokka

Paulig社のJuhla Mokkaは、フィンランドで最も人気のあるコーヒー

フィンランドでは基本的に、コーヒーは家や職場で自分で淹れて飲むものとされています。カフェオレやカプチーノなどのおしゃれな飲み方は、カフェで特別なときだけにして、普段はペーパードリップ式のコーヒーメーカーでシンプルに淹れます。フィンランドで飲まれる大量のコーヒーは、ほとんどがスーパーで購入されているもの。スーパーのコーヒー売り場はどこも、コーヒーが山積みになって売られています。

Kulta Katrina

一番飲まれているコーヒーのひとつである、Meira社のKulta Katriina

フィンランドのコーヒーの焙煎度は、1から5までの数字で表されます。人気のあるコーヒーは、最も浅煎りの1のものが多く、一般的に「tumma(深煎り)」と呼ばれているコーヒーも、焙煎度数は3のものである場合があり、実質上は中煎り程度にとどまります。

中でも人気が高いのは、Paulig社のJuhla Mokkaと、Meira社のKulta Katriina。それぞれ、Juhla Mokkaは1929年、Kulta Katriinaは1937年以来ずっと同じ手法で焙煎されてきている、歴史のあるコーヒーです。どちらも焙煎度1の浅煎りコーヒーで、酸味があり、慣れないと酸っぱく感じますが、浅煎りが好きな方はぜひ挑戦してみると良いでしょう。

次にご紹介するのは、日本人も飲みやすい注目度大のコーヒーブランド2つ!

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