初めてギリシャを訪れ、アテネに数日しか滞在しない場合、世界遺産の遺跡、貴重な展示作品の多い博物館はおさえておきたい、やはりエーゲ海クルーズも……とどこを巡るべきか悩むところです。フライトの都合で丸1日使えない日もあると思いますが、今回は比較的アテネに十分に時間をとり、周辺の見所も巡る4日間のプランをご紹介します。旅のご参考に。


アテネ観光はアクロポリスから

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アクロポリスのパルテノン神殿はアテネのランドマーク


1日目、やはり最初に訪れたいのは古代へと誘われるアテネの聖域、アクロポリスです。入場チケットは20ユーロ、アテネ市内の他の遺跡や博物館の共通チケットは30ユーロです。この共通チケットで5日間、ディオニソス劇場、ゼウス神殿、ローマンアゴラ、古代アゴラ(ヘファイストス神殿、アタロスの柱廊博物館)、ケラミコス(遺跡、博物館)、アドリアヌスの図書館に入場できます。スケジュールが合えば朝8時にアクロポリスからスタートするのがベストです。

また遺跡や博物館は7月~9月以外の第1日曜(第1日曜が法定祝祭日の場合は第2日曜)、11月~3月の毎週日曜、世界環境の日(6/5)、国際観光デー(9/27)などは入場料が無料です。他にも法定祝祭日や欧州文化遺産の日など様々な各種記念日が無料に設定されています。

アクロポリスにそびえるアテネのランドマーク、パルテノン神殿は、今から約2500年前に建てられました。この神殿が優雅に見える秘密は、垂直に立っているように見える柱が実際は内側に傾斜し、直線に見える柱は真ん中が膨らんでいます。等間隔に見える柱と柱も、実はわずかに異なる間隔で、緻密な計算に基づく絶妙なバランスを保っています。

古代人は現代より優れた技術を持っていたと考えられ、黄金比の比率が使われたその構造はいつまでも眺めていたくなる美しさです。現代の技術を持ってしても同じものの建設は不可能だと言われています。

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南側の女性像の柱が有名なエレクティオン神殿

前門プロピュライア、アテネ・ニケの神殿、女性像の柱で有名なエレクティオン神殿なども美しい佇まいを見せています。アクロポリスの丘の南麓にあるディオニソス劇場も共通チケットで入れますので、忘れずに見学しましょう。


<DATA>
アクロポリス
TEL:210-3210219、210-3214172
開場時間:4月~10月の月曜~金曜 8:00~19:00、土日祝 8:00~15:00  
※11月~3月の開場時間は変更あり 上記リンクの公式ウェブサイトよりInformationで要確認
休館日:1/1、3/25、5/1、12/25、26
※その他、復活祭など毎年変動する祝祭日による閉業日や開場時間の変更あり 上記リンクの公式ウェブサイトよりInformationで要確認
料金:2016年4月1日より、20ユーロ ※ディオニソス劇場、ゼウス神殿、ローマンアゴラ、古代アゴラ(ヘファイストス神殿、アタロスの柱廊博物館)、ケラミコス(遺跡、博物館)、アドリアヌスの図書館との共通チケットで30ユーロ、5日間有効
アクセス:地下鉄ライン2(赤のライン)アクロポリス駅下車、徒歩約10分


アクロポリスの遺跡群を見終わったら、麓を散策しながらティシオ方面に歩いていきましょう。お土産屋さんが軒を連ね、タヴェルナ(ギリシャ語で食堂の意、ギリシャの伝統的な家庭料理の店)もたくさんありますので、カフェテラスで美味しいランチを楽しんでください。

昼食後、共通チケットで入場できる古代アゴラの遺跡や博物館へ。ティシオ周辺には見所が密集していますので、夕方までにできるだけまわってしまうといいでしょう。かなり歩き回る1日になると思うので、アクロポリスの夜景が見えるレストランなどでゆっくりディナーをとってください。