代表的なスウェーデンのスーパーマーケット
スウェーデンの代表的なスーパーマーケットには、ICA(イーカ)とCoop(コープ)があります。この2大スーパーマーケットは、その地域にあった形でスーパーを展開しており、ストックホルムの街中には、例えばICA Nara(イーカ ナーラ)といった小型店、郊外にはCoop Forum(コープ フォールム)といった大型店などがあります。このほかに、Hemköp(ヘムショップ)やWillys(ヴィリィス)というスーパーマーケットもありますし、ドイツ系のスーパーマーケットLidl(リーディル)もたくさんあります。【目次】
- ストックホルムの便利なスーパー『 ICA(イーカ)』と『Coop(コープ)』
- スウェーデンの乾いたパン『Knäckebröd(クネッケブロード)』
- スウェーデン王室御用達のチョコレート『Marabou(マラボウ)』
- スウェーデンのビスケット『Göteborges Kex(ヨーテボリケックス)』
- スウェーデンのコーヒー『Gevalia(ゲバーリア)』
- 紅茶とハーブティー『KOBBS(コブス)』『Friggs(フリッグス)』
- 水で増やして飲める濃縮ジュース『Saft(サフト)』
- スウェーデンのグミ『Godis(グーディース)』
- スウェーデン各地域の蜂蜜
- チューブ入りのチーズ・マヨネーズ
- 料理に欠かせないさまざまな香辛料
- ハンドソープの定番『Bliw(ビリーブ)』
ストックホルムで覚えておくと便利なスーパー『 ICA(イーカ)』と『Coop(コープ)』
ストックホルムの地下鉄の中央駅からヘムショップへの入り口
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■ヘムショップ ストックホルム シティ(Hemköp Stockholm city )
住所:Mästersamuelsgatan 57 111 21 Stockholm
電話番号:+46(0)8-723 6530
営業時間:7時~23時
定休日:なし
アクセス:地下鉄ストックホルム中央駅から徒歩1分ほど、デパートÅhléns city(オーレンス・シティ)の地下2階
もう一つは、ストックホルム中央駅の地下にあるスーパーマーケットCoop(コープ)です。
どちらのスーパーマーケットも、品揃えもさることながら、営業時間が長いので旅行者には便利です。ストックホルムでの滞在時間が短い方にも、観光に有効に時間を使い、スーパーマーケットでの買い物も十分に楽しむことができるお勧めのスーパーです。
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■コープ・セントラーレン(Coop・Centralen )
住所:Centralplan1
電話番号:+46(0)10-743 1313
営業時間: 6時~23時30分
アクセス:ストックホルム中央駅地下1階
スウェーデンといえば、乾いたパン『Knäckebröd(クネッケブロード)』
スウェーデンのほとんどの家庭に常備してあり、食事のときに出されるのが、乾いたパン「Knäckebröd(クネッケブロード)」です。日本では、キネッキブロードとも呼ばれています。スウェーデンのスーパーマーケットにいくと、ご覧のように本当にたくさんの種類のクネッケブロードがあります。冬の長い北欧・スウェーデンとクネッケブロードの歴史は長く、大量に作ることができ、長期間保存ができるので、その昔から重宝されてきました。貧しい人々の主食というイメージがあったクネッケブロードですが、最近は、その価値が見直されています。 食事のときにクネッケブロードを一緒に食べる場合は、バターのみを塗って食べることが多く、朝食や間食として食べる場合には、バターの上にチーズやハム、野菜などをお好みでのせて食べます。
ホテルやユースホステルの朝食に、必ずといっていいほど置いてあるので、そこでまずは試食をしてみてください。バターとチーズに良く合い、おいしいですよ。
「Leksands Knäckebröd(レクサンド社のクネッケブロード)」は、大きな丸い形のパッケージにダーラへストが目印のおなじみの商品です。さまざまな種類があり、ライ麦で作られたものや、全粒穀物から作られたものなど、それぞれ味が異なります。
湿気の少ないスウェーデンなら良いですが、日本へのお土産となるとちょっとこの大きさはという方には、もちろん小さなサイズも豊富にそろっているので大丈夫です。
「WASA(ヴァーサ)」は、「WASA Sandwich(ヴァーサ サンドイッチ)」という商品を出しています。これは、おやつとして手軽に食べることができるように、間にクリームチーズやチョコレートなどを挟んで売っています。これもちょっと面白いお手軽なお土産になります。
値段は大きさにもよりますが、小さなパッケージのものならば、10クローネ前後、日本円で約127円~137円から購入することが可能です。
スウェーデン王室御用達のチョコレート『Marabou(マラボウ)』をお土産に
お土産の定番といえば、やはりチョコレートです。スウェーデンのチョコレートでお勧めなのが「Marabou(マラボウ)」。マラボウの歴史は、1800年代の終わりにノルウェーで始まり、第1次世界大戦のさなか、スウェーデンへと入ってきました。その当時は、今のように庶民のチョコレートではなく、カカオが手に入りにくかったこともあり、高級品でした。現在は、Kraft Food社によって運営されていますが、スウェーデン人にとって、なくてはならないチョコレートとなっています。マラボウのチョコレートには、さまざまな種類があり、もっとも知られているのが、ミルクチョコレートです。大きさも小さいものから大きなものまであり、味の種類もたくさんあります。新しい味もたくさん開発されて出されており、20種類以上の味の板チョコが出ています。特に「Polka(ポルカ)」という味はスウェーデンならではの味であると思います。
このほかに、箱型の定番商品「ALLADIN(アラディン)」は、スウェーデンのクリスマスにはなくてはならない商品ですし、チョコレートのみならず、チョコレートを用いたクッキーも出ており、人気があります。
120年の歴史を誇るスウェーデンのビスケット『Göteborges Kex(ヨーテボリケックス)』
マラボウのチョコレートと並んで、お勧めなのが、「Göteborges Kex(ヨーテボリケックス)」です。その名のとおり、スウェーデン第2の都市Göteborge(ヨーテボリ)の北に位置するビスケット会社が作っています。スウェーデン政府が1888年に関税の引き上げを発表すると、これをチャンスとみたCarl Leopold Berggren(カール レオポールド バリィグレン)によって、スウェーデン国内で初のビスケット会社として作られました。今では、スウェーデンで知らない人はいないスウェーデンを代表するビスケット会社です。たくさんある商品の中でもスウェーデン人に人気があるのが、チョコレートが真ん中に入ったビスケット「Ballerina(バレリーナ)」です。兄弟商品として人気があるのが「Ballerina Kladdkaka(バレリーナ クラッドカーカ)」です。Kladdkakaというチョコレートケーキがあるのですが、それを使ったお菓子です。このほかに、ラズベリーのジャムが入った「Singoalla(シンゴーラ)」も人気があります。
ウェーデンらしさを追求するならば、「Smultron(スムルトロン)」という野いちごの味もお勧めです。このほかにも、「Göteborges Kex(ヨーテボリケックス)」では、子どものおやつになるようなチョコレートなどの入っていないビスケットもありますし、バター味のビスケットやチーズと一緒に食べるクラッカーなどもたくさん出しています。
割と知られていないスウェーデンのコーヒー『Gevalia(ゲバーリア)』
スウェーデンには、「Fika(フィーカ)」と呼ばれるお茶の時間があり、世界でも有数のコーヒー消費国です。スーパーに行くとずらりとコーヒーが並んでいます。もちろん、スウェーデンには、有名なコーヒーの焙煎会社があり、 おすすめは、スウェーデンの地方都市、Gävle(ヤーブレ)にある「Gevalia(ゲバーリア)」です。いろんな味が出ており、ちょっと、変わった味を試すのもいいですし、定番のコーヒーメーカー用のものでもよいでしょう。ゲバーリアでは、袋タイプのカプチーノも出しています。「Daim(ダイム)」と「TOBLERONE(トブレローネ)」というチョコレートと一緒に作れらたカプチーノは、ちょっとした話題になるスウェーデンのお土産になりそうです。
お勧めの紅茶とハーブティー『KOBBS(コブス)』『Friggs(フリッグス)』
コーヒーと並んで有名なのが紅茶です。スーパーでお手軽に手に入るスウェーデンの紅茶が、「KOBBS(コブス)」です。スウェーデンには、おいしいフレーバーティーがたくさんあります。パッケージもかわいいですし、お値段もお手ごろ。紅茶好きの方にはきっと喜ばれると思います。もうひとつ、お勧めなのが、ハーブティー。「Friggs(フリッグス)」社から出されており、いくつか種類があります。その中でも、「Citron Fläder (シトロンフレーデル)」と呼ばれるレモンとフレ-デルというお花のお茶は、スウェーデンらしい味が楽しめます。「Kvällsro(キヴェルスロー)」は、夜に飲むと落ち着くハーブがあわせられたお茶でです。これらのハーブティーは、ティーバックになっています。
水で増やして飲める濃縮ジュース『Saft(サフト)』
スウェーデンの家庭でよく飲まれるジュースが『Saft(サフト)』と呼ばれるジュースで、スーパーでこんな感じで小さなパックに入って売られています。これを水で増やして食事やお茶のときに飲みます。このジュースにも、やはりいろんな味があり、フレーデルといったお花の味に、ラズベリーといったおなじみのものから、ブラックベリーやブラックカントなどさまざまな味のジュースが買えます。大人から子どもまで誰もが大好きなスウェーデンのグミ『Godis(グーディース)』
スウェーデンの子どもたちは、一般的に土曜日にお菓子を食べる習慣があります。普段は、果物や野菜、サンドイッチをおやつ代わりに食べます。そんな土曜日に食べるお菓子として有名なのが、「Godis(グーディース)」と呼ばれるグミやチョコレート、ガムやマシュマロです。スウェーデンのどこのスーパーに行っても見かける写真のような入れ物の中に様々なGodis が入っています。こんなスウェーデンらしいお菓子をお土産にしても楽しいのではないでしょうか。こういったグミはそばにおいてある袋に自分で好きなだけいれて、量り売りになっています。スウェーデン人たちと一緒に中をのぞいてはすきなだけ買うというのも旅のよい思い出になると思います。
スウェーデン各地域の蜂蜜
スウェーデンは、割と手ごろな値段で手に入る蜂蜜がスーパーでたくさん売られています。例えば、ゴットランドの蜂蜜といったように地域特産の蜂蜜であったり、夏の初めの花で作った蜂蜜や秋の花の蜂蜜、レモン入りの蜂蜜など、いろいろあります。瓶詰めの蜂蜜もありますが、プラスチックのケースに入った蜂蜜もあり、お土産に持って帰りやすくなっています。チューブ入りのチーズ・マヨネーズ
ちょっと変わったお土産として、お勧めなのがチューブ入りのチーズです。写真のように棚にずらりと並んでいます。種類は豊富で、食べやすそうな、細かく刻んだエビの入っているエビチーズやハムチーズのチューブから、スウェーデンならではの、ザリガニのチーズや野生動物のお肉の入ったチーズまであります。パンやクネッケブロードに塗って食べれば、スウェーデンの味が日本でも楽しめます。同じようにチューブ入りのマヨネーズもあります。こちらは、一般的なマヨネーズから、スウェーデンらしい、レモン入りのマヨネーズとDILL(ディル)というハーブの入ったマヨネーズが売っています。料理好きの方へのプレゼントにどうでしょうか。
料理に欠かせないさまざまな香辛料
スウェーデンのスーパーで目を引くのが香辛料のコーナー。一般的な胡椒から、シナモンロールに欠かせない「カルダモン」まで何でもそろっています。よく使われる調味料などは、大きな入れ物や大小の袋詰めでも売られています。スウェーデンの魚料理に欠かせない「Dill(ディル)」ももちろんあります。じっくりと見ながら選びたいですね。忘れてはならない、ハンドソープの定番『Bliw(ビリーブ)』
最後に食べ物以外のものを一つ紹介したいと思います。ハンドソープの定番として有名な『Bliw(ビリーブ)』です。このとてもかわいらしい形をした入れ物、おそらく北欧が好きな方ならどこかで見かけたことがあると思います。ビリーブは、1968年に初めての液体の石鹸として売り出されました。環境にやさしい石鹸を北欧の自然のにおいや色の中からインスピレーションを受けて作られるビリーブのハンドソープはかわいい入れ物だけの見た目の商品ではありません。使ってもすばらしいスウェーデンのお土産です。ここで紹介したのは、スウェーデンのスーパーで買うことができるお土産のほんの一部です。皆さんに興味を持っていただけたものがあるといいのですが、これ以外にも紹介し切れなかったたくさんのお土産候補がスウェーデンのスーパーにはあふれています。スウェーデンを訪れた際には、ぜひ、スーパーでお宝を発掘していってください。
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