ビューティティップス/季節の変わり目のゆらぎ肌対策

美肌の大敵!肌荒れを引き起こす「ストレスホルモン」

春は急激な気温差や強い紫外線など肌荒れの要因が多い上、ストレスを感じやすい時期。ストレスを感じるとストレスホルモンが分泌され、それが肌荒れを悪化させる原因になるのです。

友利 新

執筆者:友利 新

ビューティティップスガイド

肌荒れを引き起こすストレスホルモンとは?

春は入学や就職、転職など環境が変わることが多く、ストレスを感じやすい時期ですよね。よく眠れない、胃がキリキリするなどが代表的な症状ですが、ニキビなどお肌にトラブルが出てしまうこともよくあります。ただでさえ精神的に不安定なのに、そこに肌荒れまで加わってますますストレスが溜まる……そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
なれない職場に、知らず知らずストレスが積もります

なれない職場に、知らず知らずストレスが積もります

ストレスを感じると、自立神経の一種である脳の交感神経が興奮状態となります。そうすると脳からの伝達により、「副腎皮質ホルモン」というストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンが分泌されると血糖値が上がり、ストレスに対抗してくれるという仕組みです。

しかし一方で、このストレスホルモンは免疫力を低下させるという症状を招きます。免疫力が低下すると肌や体の新陳代謝が鈍り、ターンオーバーが上手くいかなくなります。そのため古い細胞が剥がれ落ちず肌表面に残ってしまうことに。それにより肌本来の保湿力が弱り、かさかさ肌になったり、逆に皮脂が過剰に分泌されて吹き出物ができたり、肌への悪影響が様々な形で現れます。

また、ストレスホルモンが分泌されるに伴って男性ホルモンも増加してしまいます。この2つのホルモンは皮脂分泌を過剰にする作用があるので、肌が脂っぽくなったりニキビが出来たりする原因にもつながります。

身体の内外から肌荒れを防止

春はストレスだけでなく、急激な気温差や強い紫外線など肌荒れの要因が積み重なる季節。ベストコンディションを保つことが難しい時期ですが、まずはストレスを貯めないようにする事が大切です。アロマなどでリラックスしたり思いっきり泣ける映画や笑える映画を観たり、自分なりのストレス発散方法を見つけておくと良いと思います。

スキンケアでは、保湿に力を入れましょう。皮膚の状態が脂っぽくても乾燥していても、バリア機能を高め皮脂分泌をコントロールするためには、角質層にしっかりと水分を入れこむことが必要です。シートパックをしたり保湿力の高い化粧水に切り替えてください。

クリニックの施術だと、身体の中からストレスに打ち勝つように免疫力を上げてくれる高濃度ビタミンC点滴がお勧めです。過度のストレスを受けた時に大量に消費されてしまうビタミンCを大量に点滴で補給する治療法になります。ストレスを緩和させ、美白やニキビの改善だけでなく、疲労回復効果もあります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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