妊活・子作り・妊娠準備/妊活中の食生活・生活習慣

妊活におけるアロマテラピーの活用法

アロマテラピーには女性ホルモンの調整したりする精油がいくつかあります。イランイランやゼラニウム、ローズなどをアロマバス、温湿布、アロママッサージにして取り入れましょう。

浅井 貴子

執筆者:浅井 貴子

母乳育児ガイド

アロマテラピーと不妊治療との関わり

精油

 

アロマにはホルモン調整作用や自律神経のバランスを整える精油が数多くあります。アロマテラピー(芳香療法)は代替療法として、医学の中でも地位を確立しつつあり、特に産婦人科領域では積極的に取り入れられるようになりました。不妊専門クリニックでも最近はアロマテラピー外来というものを取り入れ、オイルマッサージやリフレクソロジー、などで不妊治療の効果を高めている所もあります。アロマテラピーは簡単に説明すると、鼻の中にある嗅神経から大脳辺縁系に作用し身体に色々な作用をもたらします。

女性ホルモンの分泌(排卵など)も脳から指令が出されます。そこで、ホルモン分泌の根本となっている脳からの指令が正常に出されるよう、「脳」に直接アプローチすることがホルモンバランスを改善するうえで、アロマは有効な方法といえます。

女性ホルモンと関係ある精油

■イランイラン
うっとりするような甘美で温かみのあるセクシーな香りで知られるイランイランは、低下した女性ホルモンの分泌を促しバランスを整える効果があります。また、不安を取り除き安心感や受容感を与えてくれ、喜びの感情をもたらせる香りなので、月経前後の憂うつな気分のときにもおすすめです。

■ゼラニウム
濃厚でやさしく甘いバラのような香りのゼラニウムには、血流改善作用などがあるためマッサージオイルとして使われます。ホルモン分泌の調整作用があり、すべてのバランスを整え月経不順や更年期障害に特に有効な精油の1つです。

 

■ローズ
高価な精油の一つですが、落ち込んだ気持ちを癒す鎮静作用とショックを受けて心が深く傷ついた時に役立つ精油です。月経不順、月経痛、PMS(月経前症候群)など婦人科系の症状の改善に代表的な精油。

■クラリセージ
スクラレオールという女性ホルモン様の物質や鎮痛効果の高い酢酸リナリルを含んでいるので、子宮収縮の痛みや精神的なイライラを和らげてくれます。生理痛やPMSなどの不快感のある下腹部などのマッサージにもおすすめです。通経作用があるので、受精前後~妊娠初期には使用は禁忌です。

アロマテラピーの使用方法

■普段のお風呂をアロマバスへ 
  • クラリセージ:1滴
  • ゼラニウム:2滴    
お風呂を張ったバスタブにいれる

■低温期~排卵日前までフットバス、半身浴、アロマバス
  • ジンジャー:2滴
  • オレンジ:2滴
  • クラリセージ:2滴
  • バスソルト:大さじ1杯   
バスソルトに3種の精油を混ぜて

■タイミング療法、受精時期の芳香療法
  • イランイラン:1滴
  • ベルガモット:2滴
■下腹部の温湿布
  • ジンジャー:2滴
  • ローマンカモマイル:2滴
洗面器に精油をいれ、タオルを入れ精油をすくうように絞り、下腹部を温める。出来れば仰向けに寝てリラックスした状態で深呼吸をしながら行うとよい。

■アロママッサージ
  • マジョラム:2滴
  • カモマイルローマン:2滴
  • キャリアオイル:10ml  
よく混ぜて下腹部、仙骨、臀部などをマッサージする。

アロママッサージは自分のお腹やお尻の冷えがわかり、手っ取り早く出来る手当て法です。自分の身体をいたわるようにどこに子宮があるか、どこに卵巣があるかを想像しながらマッサージしてみてください。
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