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ケンカあり、スポーツあり、タイプ別青春映画BEST10!

日本アカデミー賞が『桐島、部活やめるってよ』に決定して、2012年度の日本の映画賞も落ち着きましたね。『桐島、部活やめるってよ』は青春映画なので、今回は日本の青春映画を振り返ってみようと思います。自分の青春と重ね合わせて、ノスタルジーにひたったり、「バカだったなあ」と笑えたりするのが青春映画の醍醐味! ではいってみましょう!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

2012年度の映画賞各賞を受賞した青春映画の傑作!

まずは、各映画祭をにぎわした青春映画『桐島、部活やめるってよ』からスタート! この映画は、公開当初は客足が鈍かったけど、本作を見た人々がクチコミで魅力を拡散! 徐々に盛り上がりを見せていき、劇場に人がつめかけるようになったり、リピーターが増えたりと、話題作へと成長していったという珍しい作品。ハマると、とことんハマっていく魅力に満ちた映画なのです。

『桐島、部活やめるってよ』(2012年度作品)
金曜日の放課後、バレー部のスター選手の桐島が部活をやめたというニュースが生徒たちの間で広まります。親友の宏樹(東出昌大)、彼女の梨紗(山本美月)は「何も聞いてない!」と、胸にザワザワとした焦りが広がります。ほか映画部の前田(神木隆之介)や吹奏楽部の亜矢(大後寿々花)など、クラスメイトたち想いが、校内で回っていくのです。

桐島をめぐって、生徒たちが自身の問題に直面していく姿をそれぞれの視点で描いていく構成は見事。学校内の空気が圧倒的リアリティを持って見る者に迫ってきます。目立つグループ、地味なグループという校内カーストの中、それぞれが自分の学校内での立ち位置を確保しようとする姿も「わかる!」と実感。かつて高校生だった世代も、あの時代に引き戻されるよう。その生々しさは圧巻です。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督作。原作は朝井リョウの同名小説。

監督:吉田大八
出演:神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大ほか


次のページでは、ケンカ上等!の不良映画の傑作をどうぞ!

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