カラーリング後のケアで髪色を美しくキープ
カラーリング後のシャンプー次第で髪色は美しく保てます
髪をゴシゴシこすらない
前述の通り、カラーリングは髪の表面(キューティクル)をはがし、染料を内部に浸透させます。キューティクルがはがれやすくなっているので、シャンプーの際に髪をゴシゴシこすらないようにしましょう。髪ではなく頭皮をよく洗い、頭皮に残ったカラーリング剤を落とすことを考えてください。シャンプーは1日1回
カラーリングの後、サロンでシャンプー剤をつけて洗うはず。その日はシャンプーで洗う必要はありません。シャンプーは髪にたいへん負担がかかるので、1日1回で十分です。アミノ酸系シャンプーを使う
シャンプーには、一般的な高級アルコール系、洗浄力が強い石けんシャンプー系、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーの3種類があります。カラーリング後、デリケートな状態の髪には、マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーをおすすめします。トリートメントで表面を保護する
トリートメントで乱れたキューティクルを整えるようにして、髪の表面を保護しましょう。トリートメントを髪につけた後、シャワーキャップをかぶって10分ほどバスタブにつかると、よりトリートメント効果が高まります。アウトバストリートメントを使ってもOKです。ドライヤーは低温でゆっくり乾かす
シャンプー後、タオルドライした髪にトリートメントをつけてさっと流してから、ドライヤーで乾かします。髪を手ぐしでふわっと持ち上げながら、髪の内側から低温でゆっくりと乾かすのがコツ。高温でドライヤーをかけると、せっかくのカラーリングが退色しやすくなり、ダメージヘアにもつながります。カラーリング後の頭皮ケアも大切
カラーリング後は、頭皮ケアも怠らないように
頭皮に化粧水をつける
カラーリング剤の影響で、頭皮は刺激に対してのバリア力が弱まっています。頭皮に保湿力が高い化粧水をつけて、保護してあげましょう。前頭部・頭頂部を中心につけるとよいでしょう。頭皮を保湿することで、ターンオーバーが正常化(=約40日サイクル)し、健康な頭皮を保つことができます。頭皮をマッサージする
頭皮マッサージで血行を促進させることで、頭皮のターンオーバーが正常化します。この際、頭皮の表面をゴシゴシとこすらないように注意してください。指の腹全体で頭皮を包み、やさしく持ち上げるようにしてマッサージしましょう。“黒髪ブーム”は、髪と頭皮に良い傾向
カラーリングは髪と頭皮にダメージを与えますが、「おしゃれしたい」という気持ちは、いくつになっても持ち続けたいもの。カラーリングすることで、気持ちが晴れ晴れとし若々しさを保てるならば、私はカラーリングしてもよいと考えます。その後のヘアケア、頭皮ケアを怠らないようにしましょう。とはいえ、本来、日本人の毛髪は92%が直毛で黒髪といわれています。女性の髪の悩みは後天的なものであり、頭皮が健康であれば、髪の悩みは解消されるでしょう。最近の若い女性の間では、黒髪の持つ美しさが見直されているようで、人気アイドルグループを見ても、黒髪の女の子の活躍が目立っています。こうした流行は、髪と頭皮のためには良い傾向だと思います。
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