ポルテル ロサット・ダグーリャ
生産者名ヴィニコラ・デ・サラルヴィンテージ 2011年
産地 カタルーニャ地方 コンカ・デ・バルベラ地区 (スペイン)
品種 トレパット100%
アルコール 12%
税込参考小売価格 1890円
輸入会社 ス・コルニ
強い炭酸ガスは苦手という人、あるいは赤ワイン好きだという人に、泡が優しくて色が濃いロゼをご紹介しよう。
スペインの東部、カタルーニャ地方で協同組合が造る『ポルテル ロサット・ダグーリャ』である。主にロゼに使われる地元ブドウ品種「トレパット」を使ったこのワイン、とても個性的だ。
グラスに注いだ時の泡はやや弱めとはいえ、意外としっかり泡立つ。香りはくっきりとしており、ハーブ、チェリー、熟したリンゴなど個性的な組み合わせのアロマが立ち上る。口の中で感じるのは、豊富な酸味と控えめな泡が相まってピリッとした感覚。
口の中の泡がプチプチと弾ける感触があるため、現地では通称「針のワイン」と呼ばれるワインだが、痛いわけではない。ロゼと赤の中間、スパークリングとスティルワインの中間、といったユニークな印象を持った。
ポルテル ロサット・ダグーリャのラベル
このワインはその一例で、有名な品種・産地ではないがとても好感が持てるスタイルだ。自分だけが知っているオリジナルのワインを開拓したいなら持って来いのワインだ。
このワインに合わせる料理
地元色の強いワインには、ぜひ地元カタルーニャ的な食べ物を合わせてみたい。野菜ならパプリカやトマト、ナス、豚肉、ハムやソーセージ、魚介ならイカなど、地中海風にオリーブオイルやニンニクをたっぷり使った料理に仕上げれば、この個性派ロゼとよく合うだろう。