異国情緒を楽しめる、風情のある古い建物が多いエリア
今、上海の若者や観光客の間で大変人気のある田子坊。田子坊があるのは、泰康路と建国中路に挟まれたエリア。上海に住む人の間では、「田子坊」ではなく「泰康路(タイカンルー)」と呼ぶのが一般的だそうです。
ここは、フランス租界の面影を残したかつての居住地を再開発し、安い家賃でアートを中心にさまざまなお店を誘致して運営されているそう。レンガ造りの建物に、細い路地がいくつもあり、おしゃれなギャラリーやセレクトショップ、バーやカフェが集まっています。
まるで迷路のように路地裏にお店がぎっしり詰まった田子坊ですが、そんなに広くないので、代表的なお店を抑えておけば迷わず歩けます。風情あるたたずまいの古い建物が多く、それだけでも異国情緒を楽しめますので、むしろ迷った気分で行きつ戻りつお散歩してみましょう。
中国らしいおみやげ、ファッションアイテム、デザイナーズグッズ、アート作品が手に入るのはもちろん、こだわり料理を出す隠れ家レストランなどもあり、いつもにぎわっています。あれこれとお店をはしごしていくのが大変楽しいです。
入居しているお店は一年契約だそうで、入れ替わりが激しいのも特徴。そのため、少し間をあけて旅行すれば、また違った顔が楽しめます。
上海の若者やアートのパワーを感じられるスポットでもあります。上海の中心地から離れた場所にあるため、たどり着くのにちょっと手間がかかるのですが、ぜひ行ってみてくださいね。
■田子坊 (泰康路)
住所:上海市泰康路210弄
電話番号:+86-21-3425-0265
アクセス:地下鉄1号線「陜西南路」駅4号口が最寄りですが、そこから大変歩きます。必ずガイドブックを持って行ってください。
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