食事ダイエット/ダイエットに効果的な食事・栄養素

韓国料理はダイエットに最適? 韓国美人に学ぶ痩せる食生活

日本人は「ダイエット=食事制限」と考えがちですが、韓国では「ダイエット=しっかり食べる」を実践しているようです。ダイエットや美容面でも注目度ナンバーワンの韓国の食習慣から、韓国料理は痩せると思われる理由と韓国美人の秘訣を解説します。

岡田 明子

執筆者:岡田 明子

食事ダイエットガイド

韓国料理は痩せる?韓国美人の秘訣は食習慣にあり!?

韓国料理はダイエットに最適? 韓国美人に学ぶ痩せる食生活

韓国の食習慣から学ぶダイエット!

ダイエットや美容の面でも、今注目度ナンバーワンの韓国。スラッとしたスタイルや美脚は女性の憧れですよね。その秘訣は毎日の食習慣に秘密がありそうです。
 
<目次>
 

韓国では習慣化されている野菜の摂取

野菜たっぷりの韓国の食習慣

野菜たっぷりの韓国の食習慣

国連食糧農業機関(FAO)のデーターによると、国民1人あたりの年間の野菜消費量が多い国として上位に「韓国」が上げられています。残念ながら、日本は韓国の野菜消費量に比べるとなんと半分以下の量しか野菜が摂取できていません。

韓国に旅行に行ったことのある方はご存じかと思いますが、韓国で料理を注文すると、注文したものがくる前に沢山の前菜が運ばれてきます。しかもナムルやキムチなどの野菜たっぷりの前菜が多いのも特徴です。そして焼肉やサムギョプサルを食べるときも、サンチュやゴマの葉に巻いて野菜と一緒に食べる習慣があります。

このように韓国では、普段から沢山の野菜をとりいれる食習慣があるのです。野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれており、私たちの代謝サイクルをスムーズに回してくれる役割があります。代謝サイクルがスムーズに回れば、代謝アップや便秘改善、血行促進につながり、やせやすい体質につながるわけです。お腹のくびれやスラッとした美脚は野菜の摂取量に秘訣がありそうですね。

ところで皆さんは、日本における1日の野菜の摂取目標量をご存じでしょうか? 1日の野菜の摂取目標量は350g。コンビニのミニサラダに例えると、なんと約7個分もとらないと目標量に達しません。かなり意識しないと取れない量ですが韓国の食習慣に学び、毎食野菜がとれるメニューを選んだり、副菜を多く取り入れるなど普段から野菜の摂取を意識することを心がけてみましょう。
 

発酵食品&温かいスープがキレイの源

韓国伝統の漬物キムチ

韓国伝統の漬物キムチ

韓国の代表的な食品といえば「キムチ」ですね。キムチは唐辛子で漬け込んだ韓国伝統の漬物です。唐辛子の辛味成分「カプサイシン」は体内に入ると交感神経に働きかけ、アドレナリンが分泌され体を温めてくれます。体を温めることは代謝アップにつながりダイエットにも効果的です。

そしてキムチは発酵食品です。この発酵食品もキレイの秘訣の1つですが、韓国にはキムチ以外にも伝統的な発酵食品が沢山あります。調味料の豆板醤、コチュジャンの他にも魚を発酵させたチャンジャやお酒のマッコリも発酵食品です。発酵食品は発酵する過程で、乳酸菌が増殖し腸内環境を整えるのに役立つ食品です。腸内をキレイにすることは、ダイエットや美容に直結する1番の美容法です。

また、韓国の食卓を見てみると食事のバランスが良いのも特徴です。沢山の野菜の副菜に主菜の肉や魚など、そして温かいスープメニューが1品つくのが一般的です。韓国には沢山のスープメニューがあります。ヘルシーな豆腐を使ったスンドゥブ、牛のテールを煮込んだ栄養たっぷりのコムタンスープなど美容にもよい食材をたっぷり使用したスープが沢山あります。温かいスープは体を温め満足感にもつながり食べ過ぎも防止できます。普段から発酵食品を取り入れる習慣と食事バランスの良さもコリアンビューティーの秘訣のようですね。
 

日本食でジャパニーズビューティーを目指そう

日本食は栄養の宝庫

日本食は栄養の宝庫

近年、日本の食生活が欧米化し日本の昔ながらの食習慣が崩れてきています。

昔ながらの「和食」を取り入れることで韓国の食習慣で学んだ
●野菜
●発酵食品
●温かい汁物
を自然と取り入れることができます。

食物繊維がたっぷりのごぼうやレンコンなどの根菜類を使用する筑前煮。ビタミン、ミネラルが豊富な大豆やひじき、切干大根などの煮物。昔ながらの日本の「おふくろの味」は野菜をたっぷり取り入れることができます。

そして、日本にも味噌や納豆、ぬか漬けなどの伝統的な「発酵食品」があります。
さらに温かい汁物の味噌汁は、発酵食品の味噌と具材にわかめなどの海藻類や野菜を入れることで日本人に不足しがちなビタミン、ミネラルを取り入れることができます。

このように和食は「美」につながる要素がたっぷり詰まっています。メニュー選びのポイントとしては、サンドイッチやハンバーグのように「カタカナ食」ではなく、おにぎりや鮭の塩焼きなどのように「漢字やひらがなで書けるメニュー」を選べば自然と「日本食」を選ぶことができます。

日本人は「ダイエット=食事制限」と考えがちですが、韓国では「ダイエット=しっかり食べる」を実践しています。韓国のように日本ならではの伝統食を見直し、しっかり食べてジャパニーズビューティーを目指していきましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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