ビューティティップス/いまさら聞けない肌の基本

食生活を見直して、身体の内側から肌を改善

美肌を作り、美肌を保つことは、スキンケアだけでできるものではありません。食事でサラサラの血液を作り、栄養素を運ぶことがとても重要です。身体の内側から美肌をめざしましょう。

中野 あおい

執筆者:中野 あおい

ビューティティップスガイド

1日30品目を目標にバランスの取れた食事を

一生懸命スキンケアをしているのに、イマイチ調子が良くならない……。美肌を作り、美肌を保つことは、スキンケアだけでできるものではありません。肌は身体の一部であり、血液循環で栄養を与えられています。食事でサラサラの血液を作り、栄養素を運ぶことがとても重要です。
毎日バランスの良い食事を心がけましょう

毎日バランスの良い食事を心がけましょう


栄養バランスを考え、肉、魚、緑黄色野菜、淡色野菜、果物、海藻、豆、きのこ、乳製品など、たくさんの食品を1日30品目摂るのがベストといえます。ただ毎日30品目を維持するのはなかなか大変なので、2~3日に分けて摂るようにしてもいいでしょう。とにかく偏食を避けて、特に美肌に必要なたんぱく質、ビタミン類を意識して下さい。


野菜は温野菜で摂るのが効果的

美肌のためには、ビタミンたっぷりの野菜が欠かせません。ただ生野菜サラダや野菜ジュースは、体を冷やしてしまう作用があります。体が冷えると血行が悪くなって肌に栄養がまわらなくなり、肌自体の代謝が悪くなってしまい逆効果にも。また生野菜サラダに入っているレタスなどの野菜は、ビタミンCの含有量が少ないことを覚えておきましょう。
生野菜は体を冷やす作用があるので要注意

生野菜は体を冷やす作用があるので要注意


おすすめの野菜は、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草などビタミンの豊富な緑黄色野菜です。それらを加熱して温野菜で摂るとかさを減らすことができるので、効果的にたくさんのビタミンを摂取できてなおかつ体も冷やしません。


ダイエットだからと肉や魚を敬遠し過ぎない

ダイエットをしていると太るからと肉や魚類を食べない傾向がありますが、美肌のためにはタンパク質が必要です。肌のハリをささえるコラーゲンの材料になるので、1日100グラムを目安に摂取するようにしましょう。

大豆などの植物性タンパク質だとカロリー摂取が控えられるため、動物性タンパク質の代わりに摂取しているという方も多いと思います。しかし、必須アミノ酸がバランスよく含まれていて質のいいタンパク質なのは動物性タンパク質。カロリーが気になる人は、豚バラなどの脂身の多い肉を避け、低カロリーで高タンパクの鶏のささみや白身魚などがおすすめです。


アンチエイジング効果に注目!ビタミンACE

シミやシワなどエイジングの原因となる活性酸素。これを防ぐ抗酸化力は年を重ねるに連れて減ってしまうので、食事でしっかり補うことが大切です。抗酸化作用のある食事を摂ると、アンチエイジングにつながります。

抗酸化物質の代表的なものとしてビタミンがあり、中でも効果の高いビタミンA・C・Eの3つを総称してビタミンACE(エース)と呼ばれています。
ビタミンA(にんじん、ホウレンソウ、しそ、レバー)は、肌の粘膜を保護する働きや、皮膚の代謝を高めてくれる働きをします。ビタミンC(フルーツ、じゃがいも、れんこん、カリフラワー)は、メラニンの生成を抑え美白効果が高く、身体のサビを減らしてくれます。
ビタミンE(ナッツ、玄米、うなぎ)は、血管を綺麗に保ち、保湿や老化予防効果があります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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