フィンランド/フィンランドのお土産・ショッピング

北欧雑貨―フィンランドのデザイン(5ページ目)

北欧雑貨を代表するマリメッコ、アラビア、イッタラは、実はすべてフィンランド生まれ。使いやすさを最も重視しつつも、遊び心も忘れない、フィンランドらしいブランドばかりです。そのかわいらしい姿からはすぐには思い浮かばないような、人々の夢や願いが込められているフィンランド雑貨。そういった話も織り交ぜながら、フィンランドのブランド5つをご紹介します。

執筆者:高橋 絵里香

ナチュラル系インテリア・ブランド、ペンティク(Pentik)

Pentik

ペンティクのメイン商品は陶器の食器。アラビアのモダンなデザインに対し、ペンティクはナチュラルでかわいらしい雰囲気

1971年、陶芸が趣味だったアヌ・ペンティクによって創立されたペンティクは、食器やキッチン雑貨を主とするインテリア・ブランド。フィンランドには現在80店舗あり、近年はファブリック製品なども増え、総合的なインテリアに力を入れています。

ナチュラルでほんわかとしたテイストは、居心地の良い部屋作りにはぴったり。オリジナルの紅茶やコーヒーもあり、現地のフィンランドでは贈り物を選ぶショップとして大変人気があります。

■Pentik ペンティク
ホームページ:Pentik公式サイト(英語)

リサイクルに力を入れるエコブランド、ハックマン(HACKMAN)

Hackman

ホーローから鋳鉄の鍋まで機能性に優れているハックマンの製品。カトラリーはフィンランドの学校の食堂で見られることも

お鍋やカトラリーと言えば真っ先に浮かぶほど、フィンランドの日常生活に浸透しているハックマン。1876年より主に調理器具を製造してきました。使いやすさを重視したシンプルなフォルムが特徴的ですが、ムーミンとコラボレーションしたり、レトロな柄のエナメルのお鍋を作ったりと遊び心もたっぷり。料理をするのがスムーズで楽しくなるようなアイデアが満載です。

ハックマンの活動の中で最も注目したいのは、限りある資源を最大限に活用するために、徹底した再利用を行っているところ。毎年フィンランド全国で大々的にキャンペーンを行い、200ヶ所以上で古いお鍋やフライパンを回収し、そのほぼすべてを再利用して、新しいフライパンやお鍋の生産に活かしています。原料の9割が、リサイクルされた資源で作られているお鍋もあります。

ほとんど無駄なく、使い古されたお鍋が新しく生まれ変わっていく。長く歩んできた道の途上で、しっかりと未来を見つめているブランドです。

■Hackman ハックマン
ホームページ:Hackman公式サイト(英語)
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