パターン2:
厚生年金加入で再就職した場合

年金の支給開始時期を把握しておこう

年金の支給開始時期を把握しておこう

厚生年金加入で再就職とは、フルタイムなど厚生年金の加入要件を満たした労働時間の勤務で再就職した場合です。

この場合、年金は再就職前の基本手当を受給した月まで支給停止し、翌月分から年金が支給再開になります。

年金支給再開のための手続きは必要ありません。自動的に支給再開となります。流れは、前ページで解説した「雇用保険(基本手当)の所定給付日数が0になった場合」と同じになります。

年金が支給再開になり銀行に口座に振り込まれるのは以下の図のようになります。

●偶数月に所定給付日数が0になった場合
(例)2月15日に厚生年金加入で再就職した場合

(例)2月15日に厚生年金加入で再就職した場合

●奇数月に所定給付日数が0になった場合
(例)3月15日に厚生年金加入で再就職した場合

(例)3月15日に厚生年金加入で再就職した場合


厚生年金加入で再就職した場合は、再就職してから年金が実際に振り込まれるまで、最短で1ヵ月半(再就職が偶数月の末日の場合)、最長で3ヵ月半(再就職が奇数月の1日の場合)かかります。

パターン3:
厚生年金未加入で再就職した場合

厚生年金未加入で再就職とは、パート・アルバイトなど厚生年金の加入要件を満たさない短時間労働勤務で再就職した場合です。

この場合、年金は原則、雇用保険の受給資格期間(求職の申込日から1年間)まで停止となります。

しかし、再就職していますので、再就職後、雇用保険を受取ることはありません。雇用保険の受給情報は毎月労働市場センターから年金機構に送られてきます。
毎月送られてくる情報で1ヵ月間に雇用保険の受給が1日もない場合は、その月は年金を支払うようになっています。

よって、この場合、原則雇用保険の受給資格期間まで停止となりますが、再就職後雇用保険をもらうことはありませんので、結果的に年金は支給されることになります。

ただし、支給の仕方は従来の2ヵ月に1回ではなく、1ヵ月ごとに支払われ、支給時期は3ヵ月後という変則的な支払われ方が受給資格期間経過まで行われます。
尚、再就職したことによる年金再開の手続きは必要ありません。自動的に支給再開となります。

図にすると以下のような流れになります。
(例)2月15日に厚生年金未加入で再就職した場合

(例)2月15日に厚生年金未加入で再就職した場合


厚生年金未加入で再就職した場合は、再就職してから年金が実際に振り込まれるまで最短で3ヵ月半(月の末日に再就職)、最長で4ヵ月半(月の初日に再就職)かかります。


いかがでしょうか。年金の支給再開時期は雇用保険がどういう形で終わるのか、いつ終わるのかによって異なります。いずれにしても、雇用保険受給終了後、すぐには年金は支給されないことを理解して生活設計を立てるようにしましょう。


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