トリノの見逃せない観光スポット
17世紀バロックの美しい建物や広場に彩られたトリノ。碁盤目状に整備されているため、とても歩きやすいのが特徴です。イタリアを統一に導いたガリバルディ将軍やイタリア王国成立後の初代王家サヴォイア家ゆかりの建物。重要な史料が豊富なエジプト博物館や映画博物館など、見どころは豊富。ほとんどが街の中心に集中しているため、効率よく回れば1日~1日半で観光することも可能です。
トリノの世界遺産 華麗な王宮群
カステッロ広場に面して並ぶサヴォイア家の王宮とマダマ宮殿。壮大で優美な建造物は外から見るだけでも圧巻ですが、時間が許すなら、ぜひ内部も見学を。詳細データ>>>トリノの世界遺産 華麗な王宮群
モッレ・アントネッリアーナと国立映画博物館
王宮を正面に右手に見える巨大なクーポラと、その上に続く長い尖塔。特徴的な形をした塔は、建築家のアレンサンドロ・アントネッリによる設計で、1863年に着工、1889年に完成したトリノのシンボルです。高さ167.5mを誇り、高速エレベーターで上がれる上部の展望台からは、トリノの街を足元に、遠く雪を抱くアルプスの山々を一望。北イタリア・トリノならではの絶景が楽しめます。塔の内部は、国立映画博物館。映画が生まれ、そして発展してきた歴史を、当時の機器や技術と共に紹介しています。映画好きなら必見です。
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■Mole Antonelliana・Museo nazionale del Cinema
住所:Via Montebello,20
TEL:011-8138560
開館時間:火曜~日曜・祝日 9:00~20:00、土曜のみ~23:00
休館日:月曜
料金:エレベーターと博物館共通券 9ユーロ、エレベーターのみ5ユーロ、博物館のみ7ユーロ
アクセス:サンカルロ広場からカステッロ広場を経由、Via Giuseppe Verdiに入って5分
エジプト博物館
本場エジプト・カイロにあるエジプト博物館に次ぐ、世界第二の規模を誇る博物館。貴重な史料や美術品が数多く収蔵されていることで知られています。1753年に当時のサルデーニャ王国国王カルロ・エマヌエーレ3世が始めた古代エジプト・コレクションを皮切りに、1824年には、当時の国王カルロ・フェリーチェが、ナポレオンエジプト遠征の際にフランス領事ベルナルディーノ・ドロヴェッティが収集したパピルス、ミイラなど5000点以上もの作品を購入、以降、随時行われる発掘調査での出土品をコレクションし続け、現在は、33000点以上もの貴重な史料が保管されています。
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■Museo Egizio di Torino
住所:Via Accademia delle Scienza, 6 –Torino
TEL:011―5617776
開館時間:8:30~19:30 (最終入館時間は18:30)
休館日:月曜、12月25日
料金:7.5ユーロ インターネットTicket on lineでも購入可能
アクセス:カステッリ広場からカリニャーノ宮殿の前へ進み、右手。約3分