華麗なるサヴォイア王家の遺産

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トリノ中心部に建つサヴォイア王家の王宮

ピエモンテ州の州都トリノは、13世紀にフランスからやってきたサヴォイア王家の領土となりました。トリノは、16世紀からサヴォイア王国の首都として定められ、イタリアが統一された1861年には、イタリア王国の首都になります。

世界遺産「サヴォイア王家の王宮群 Residenze Sabaude」は、栄華を極めた17~18世紀に建造された数々のサヴォイア王家の宮殿や別荘宮など、一連の王家ゆかりの建造物。壮大な「王宮」やピエモンテのベルサイユと呼ばれた「ヴァナリア城」など、トリノ市内外に8つの建物が点在しています。ここでは、トリノ観光の外せない見どころとして、中心部にある「王宮」「マダマ宮殿」についてご紹介します。

サヴォイア王家の権力の象徴 王宮 Palazzo Reale

トリノ中心部、広大なカステッロ広場に面して建つ壮大な王宮。1584年から設計・建設が始まり、1658年に完成。その後も増築、改修が行われ、現在の形になったのは18世紀です。長い年月を経て完成された王宮には、ネオクラシック様式からバロック様式、ロココ様式まで、時代を反映する建築様式を見ることができます。

イタリア初代王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世をはじめとするサヴォイア王家の当主が代々暮らしていた居城であり、荘厳な建築、また内装、調度品の豪華さには、当時の繁栄と権力の様をリアルに感じさせられます。王宮の裏手には、ヴェルサイユ宮殿を造ったアンドレ・ル・ノートルが手掛け、1697年に完成した美しい庭園が広がっています。

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Palazzo Reale
住所:Palazzo Reale, 1 
TEL:+39-011-4361-455
開館:8:30~19:30
閉館:月曜
料金:1階フロア+王宮武器博物館8ユーロ、2階フロア 6.5ユーロ
65歳以上18歳以下または、Torino+Piemonte card所有者無料
アクセス:カステッロ広場から徒歩0分

王妃のための壮麗な宮殿 マダマ宮殿 Palazzo madama 

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マダマ宮殿内、フィリッポ・ユヴァッラによる美しい大階段

カステッロ広場に面して建つ、もう一つの宮殿「マダマ宮殿」は、王侯の妃たちのための宮殿です。建物は、もともと古代ローマ時代の建築物だったもの。それが中世時代に要塞に改築され、1400年代には城、そして16世紀後半から宮殿として利用されています。豪華なバロック様式のファザードから宮殿内に入ると、古代ローマ時代の遺跡の一部が見られるようにもなっています。

内部には、「市立アンティーク美術館 il Museo Civico di Arte Antica」があり、中世時代から18世紀までの貴重な美術・装飾品が展示されています。

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Palazzo Madama
住所:Palazzo Reale, 10 
TEL:+39-011-4433-501
開館:10:00~18:00(2012年12月24・31日~14:00、25日休、2013年1月1日14:00~)
閉館:月曜
料金:10ユーロ、毎月第1火曜日、Torino+Piemonte card所有者無料
アクセス:カステッロ広場から徒歩0分


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